【おかげさまで楽しく終えました。また来年お会いしましょう!】JBBY子どもの本の日フェスティバル「つながる・ひろがる 子どもの本の世界」〈今年はオンライン 3/20~29〉

 童話作家アンデルセンの誕生日(4月2日)は、「国際子どもの本の日」です。子どもに本のよろこびを、大人にも子どもの本のおもしろさをつたえるため、1967年、IBBY(国際児童図書評議会)によって定められました。世界中で子どもと本のお祭りがひらかれます。

 日本でも、JBBY(日本国際児童図書評議会)が毎年「子どもの本の日フェスティバル」を開催しています。今年のテーマは「つながる・ひろがる 子どもの本の世界」。Zoomによるオンライン開催なので、日本全国どこにいても、海外からでも参加できます。JBBY会員でもある子どもの本の作家や翻訳家たちとつながって、お話を作ったり、翻訳を体験したり、絵本を読んだり、工作したり、遊んだり……ご家族いっしょに楽しい時間を過ごしませんか。

「子どもの本の日フェスティバル」
タイムテーブル

主催:JBBY 協賛:日産自動車株式会社

3月20日(土祝)13:00―14:30絵本を翻訳してみよう:翻訳体験ワークショップ
3月20日(土祝)15:30―17:00『ほんとうの願いがかなうとき』読書会 翻訳家と話してみよう
3月21日(日)14:00―16:00オンラインリレー★絵本作家と遊ぼう!
3月27日(土)13:00―14:30お話を作ってみよう+児童文学作家のミニトーク
3月28日(日)10:30―11:30紙コップのマリオネットを作って絵本を楽しもう!
3月29日(月)10:30―11:30科学遊び:チャレンジ! 紙の橋を強くするには?
3月27日(土)15:30―17:00国際子どもの本の日記念講演会
岩瀬成子「ずっと子どもを書いてきました」

申し込み(外部リンクPeatix)

プログラム❶
絵本を翻訳してみよう:翻訳体験ワークショップ

英語や翻訳に興味のある中高校生集まれ! 外国の絵本ってどうやって翻訳するの? ベテラン翻訳家が手ほどきします。

日時3月20日(土祝)13:00―14:30
対象中学生・高校生
定員10人(申込先着順)
講師こだまともこ(翻訳家)   進行:宇野和美(翻訳家)
参加費無料
内容・参加者は全員顔が映る設定です。ご了承のうえお申し込みください。
・申し込み受け付け後、課題の英文をお送りします。3/18(木)までに、指示にしたがって、訳文等をメールで提出してください。

こだまともこ/児童文学、YAの翻訳者。訳書に「メニム一家の物語」シリーズ(ウォー作、講談社)『テディが宝石を見つけるまで』(マクラクラン作、あすなろ書房)『このねこ、うちのねこ!』(カール作、徳間書店)『クレンショーがあらわれて』(アップルゲイト作、フレーベル館)など多数。『ダイドーと父ちゃん』(エイキン作、冨山房)で2010年IBBYオナーリストに選ばれる。

➡ 申し込み(外部リンクPeatix)

プログラム❷
『ほんとうの願いがかなうとき』読書会 翻訳家と話してみよう

翻訳家と直接話せる読書会です。感想を出しあい、質問をし、翻訳への思いや工夫を聞いてみませんか。

日時3月20日(土祝)15:30―17:00
対象小学5-6年生、中学生
定員20人
講師中野怜奈(翻訳家)   進行:さくまゆみこ(翻訳家)
参加費無料
内容・参加者は全員顔が映る設定です。ご了承のうえお申し込みください。
・課題本『ほんとうの願いがかなうとき』(バーバラ・オコーナー著、中野怜奈訳、偕成社)は、図書館で借りるか購入するかして、必ず読んで参加してください。
課題本
『ほんとうの願いがかなうとき』(バーバラ・オコーナー著/中野怜奈訳/偕成社)

中野怜奈(なかのれいな)/英語翻訳者。訳書に『さよなら、スパイダーマン』『オール・アメリカン・ボーイズ』(以上、偕成社)『おひめさまになったワニ』(福音館書店)など。ドイツにあるミュンヘン国際児童図書館の日本部門担当者としても活躍。

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プログラム❸
オンラインリレー★絵本作家とあそぼう!

JBBY会員の絵本作家のリレートーク。作家たちがパフォーマンス+質問への回答をしてくれます。海外からのサプライズもお楽しみに!

日時3月21日(日)14:00―16:00
対象子どもから大人まで *家族いっしょに参加できます
参加費1回線につき 800円
講師田島征三・田中清代・垂石眞子・長野ヒデ子・降矢なな・角野栄子(特別ゲスト)ほか
進行土居安子(大阪国際児童文学振興財団)、広松由希子(絵本評論家、作家)
内容・講師への質問をお寄せください。誰にどんなことを聞きたいかを申込時に書いてください。

田島征三(たしませいぞう)/絵本作家。作品に『ちからたろう』(ポプラ社)、『とべバッタ』『ふきまんぶく』『つかまえた』(以上、偕成社)、『ガオ』(福音館書店)、『ぼくのこえがきこえますか』(童心社)など。2020年国際アンデルセン賞画家賞最終候補。

田中清代(たなかきよ)/絵本作家。作品に『トマトさん』(福音館書店)、『おばけがこわいことこちゃん』(ビリケン出版)、『ねえだっこして』(竹下文子文、金の星社)、『くろいの』(偕成社)など

垂石眞子(たるいしまこ)/絵本作家。作品に『あついあつい』(福音館書店)、『ぼくの犬スーザン』(ニコラ・デイビス文、千葉茂樹訳、あすなろ書房)、「ぞくぞく村のおばけ」シリーズ(末吉暁子文、あかね書房)など。

長野ヒデ子(ながのひでこ)/絵本作家。作品に『おかあさんがおかあさんになった日』『せとうちたいこさん ふじさんのぼりタイ』『おつきさまひとつずつ』、紙芝居『ころころ じゃっぽーん』(以上、童心社)など。

降矢なな(ふりやなな)/絵本作家。作品に『めっきらもっきらどおんどん』(長谷川摂子文)「やまんばのむすめまゆのおはなし」シリーズ(富安陽子文、以上、福音館書店)、「ともだちや」シリーズ(内田麟太郎文、偕成社)、『どうぶつABCえほん』(安江リエ文、のら書店)など。スロバキア在住。

角野栄子(かどのえいこ*特別ゲスト)/児童文学作家。作品に「魔女の宅急便」シリーズ(福音館書店)、「ちいさなおばけアッチ」シリーズ(ポプラ社)、『大どろぼうブラブラ氏』(講談社)、『トンネルの森1945』(KADOKAWA)など。2018年国際アンデルセン賞作家賞受賞。

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プログラム❹
お話を作ってみよう + 児童文学作家のミニトーク

「変身」をテーマに短いお話を書いてもらいます。参加者が事前に提出した作品を、プロの児童文学作家がコメントします。
後半は、作家のトーク。参加者の質問にもお答えします!

日時3月27日(土)13:00―14:30
対象小学生3~6年生 *保護者はいっしょに参加できます
定員15人(申込先着順)
講師安東みきえ・山本悦子・吉野万理子  進行:濱野京子
参加費無料
内容・参加者は全員顔が映る設定です。ご了承のうえご参加ください。
・お申し込み後、お話を書くための指定用紙をお送りしますので、3/22(月)までに、事務局に送ってください。
・講師への質問がある人は、作品を提出するときに一緒に送ってください。

安東みきえ(あんどうみきえ)/児童文学作家。作品に『夜叉神川』『満月の娘たち』(以上、講談社)『星につたえて』(吉田尚令絵、アリス館)ほか。

山本悦子(やまもとえつこ)/児童文学作家。作品に『神様のパッチワーク』(ポプラ社)、『先生、しゅくだいわすれました』(童心社)、『夜間中学へようこそ』(岩崎書店)ほか。

吉野万理子(よしのまりこ)/児童文学作家。作品に『強制終了、いつか再起動』『海をこえて 虫フレンズ』(以上、講談社)、『部長会議はじまります』(朝日学生新聞社)ほか。

濱野京子(はまのきょうこ)/児童文学作家。作品に『with you』(くもん出版)、『Mガールズ』(静山社)、『夏休みに、ぼくが図書館でみつけたもの』(あかね書房)ほか。『フュージヨン』(講談社)で2010年IBBYオナーリスト。

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プログラム❺
紙コップのマリオネットを作って絵本を楽しもう!

音楽といっしょに『ぞろりぞろりとやさいがね』(ひろかわさえこ作、偕成社)などの絵本を楽しみ、ゆかいなキャラクターのマリオネットを作って遊びます。

日時3月28日(日)10:30―11:30
対象4歳から小学生 *大人も参加できます
定員100人(申込先着順)
講師上地史人(東中延児童センター館長)
出演三根政信(あそびうた作家、あそび・うた・ひなたぼっこ主宰)ほか
進行野坂悦子(翻訳家、作家)
参加費無料
内容・音楽といっしょに『ぞろりぞろりとやさいがね』(ひろかわさえこ作、偕成社)などの絵本を楽しみ、ゆかいなキャラクターをマリオネットで作ってあそびます。
・下記のマリオネットの材料を各自ご用意ください。

〈マリオネット材料〉

1胴体になるもの紙コップ、プラコップなど1個
2目になるもの人形用の目玉、ボタン、厚紙に描いてもOK!
3人形を動かすためのものはりがね50センチ程度(2ミリ程度のアルミワイヤーだと切ったり曲げたりしやすいのでおすすめです)
4手足になるものペットボトルとのキャップ、ボルトやワッシャーなど重さのあるもの、段ボールで作ってもOK!
5手足を動かすものタコ糸などひも類
6その他割りばし1膳
7バリエーション色紙、毛糸、リボンなどなんでも
8道具はさみ、セロテープ、のり、ホチキス、布ガムテープ(あれば)など
100均などで手に入りますが、家にある代用品で工夫してみてください!
上地史人
東中延児童センター館長
三根政信
あそびうた作家、あそび・うた・ひなたぼっこ主宰
野坂悦子
翻訳家、作家

➡ 申し込み(外部リンクPeatix)

プログラム❻
科学遊び:チャレンジ! 紙の橋を強くするには?

紙を使って、丈夫な形のふしぎをさぐってみます。

日時3月29日(月)10:30―11:30
対象小学1年生以上 *保護者はいっしょに参加できます
定員16人(申込先着順)
講師二階堂恵理(科学読物研究会)
参加費無料
内容・参加者は全員顔が映る設定です。ご了承のうえご参加ください。
・実験の材料を準備してください。
① ハガキくらいの大きさの紙4~5枚(A4サイズのコピー用紙なら4等分、ノートやちらしを切ったものでもOK)
②1円玉か10円玉を20個以上 
③ティッシュの箱など同じ大きさの箱2個 
④セロテープ 

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プログラム❼
国際子どもの本の日記念講演会
岩瀬成子「ずっと子どもを書いてきました」

JBBY(日本国際児童図書評議会)は、2022年の国際アンデルセン賞に、作家の岩瀬成子さんと画家の荒井良二さんを推薦しました。アンデルセンの誕生日でもある「国際子どもの本の日」を記念して、岩瀬成子さんにお話を伺います。
岩瀬さんは、1977年『朝はだんだん見えてくる』(理論社、日本児童文学者協会新人賞)でデビューして以来、主な児童文学賞を次々と受賞し、IBBY(国際児童図書評議会)のオナーリストにも2回選ばれるなど、その作品は高く評価されています。
40年以上にわたる作家活動を振り返り、児童文学に対する思いや創作の秘密などを語っていただきます。
もうひとりの国際アンデルセン賞候補、荒井良二さんもゲストでご登場くださいます!

日時3月27日(土)15:30―17:00
対象大人(中学生以上)
定員100人(申込先着順)
参加費1,000円
講師岩瀬成子(児童文学作家)
ゲスト荒井良二(絵本作家)
後援ほか後援:大阪国際児童文学振興財団(IICLO)
協力:大阪府立中央図書館
*「子どもゆめ基金」助成活動

講師

岩瀬成子(いわせじょうこ)/児童文学作家。作品に『朝はだんだん見えてくる』『ぼくが弟にしたこと』(以上、理論社)、『きみは知らないほうがいい』(文研出版)、『ピース・ヴィレッジ』(偕成社)、『もうひとつの曲がり角』(講談社)など多数。『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で1994年IBBYオナーリスト、『あたらしい子がきて』(岩崎書店)で2016年、二度目のIBBYオナーリストに選ばれる。2022年国際アンデルセン賞作家賞候補。

ゲスト

撮影:有村蓮

荒井良二(あらいりょうじ)/絵本作家。作品に『ユックリとジョジョニ』(ほるぷ出版)、『あさになったのでまどをあけますよ』『きょうはそらにまるいつき』(以上、偕成社)、『オツベルと象』(宮沢賢治文、三起商行)、『空の絵本』(講談社)など。『たいようオルガン』(アートン/偕成社)でIBBYオナーリスト。2005年アストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞。2022年国際アンデルセン賞画家賞候補。

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