JBBYオンラインセミナー#5(11/11)

★オンラインによる実施です

第6期のテーマは「今、編集者が考えるべきこと」

 2020年の新型コロナウィルス感染症のパンデミックは、世界にすでに存在していた大きな変化や社会矛盾を一気に顕在化させました。ICTの急速な発達はコミュニケーションの在り方、働き方を一変させると同時に、リアルの意味・価値が問い直されています。もちろん出版界、子どもの本もこの大変革の波から逃れることはできません。何が起こっていて、われわれはどこに向かっているのか? 今期のJBBY新・編集者講座は、「今、編集者が考えるべきこと」を通しテーマに3人の講師をお招きして、オンライン講座として開催いたします。

JBBY新・編集者講座-②
株式会社水鈴社代表取締役社長 篠原一朗さん
「ヒット書籍ができるまで~著者との出会いから作品の届け方まで」

 本屋大賞を受賞した2作品『羊と鋼の森』『そして、バトンは渡された』や、人気ミュージシャンSEKAI NO OWARIのメンバーのデビュー作であり直木賞候補となった小説『ふたご』などを題材に、編集者の仕事について具体的に語ります。
 「一読して直ぐに世に出したいと思った」という未完成の原稿を、どのように直木賞候補作品になるまでに育てたのか?
書籍編集者として大切なこと、必要なこととは何か。そして、これからの編集者に求められるものとは。
 文芸編集者、児童書の編集者のみならず、作品のファンの人まで必聴です。

日時2020年11月11日(水)19:30~21:00(開場19:00予定)
場所オンライン(Zoom)
参加費1,800円(事前払い込み)
講師篠原一朗さん
申込方法事前予約・事前払い込みが必要です。
外部決済システム「Peatix」からお申し込みください。

講師紹介

篠原一朗(しのはらいちろう)
 1978年東京都生まれ。小学生時代をスリランカで暮らす。大学卒業後、ゼネコン勤務を経て幻冬舎に入社。村上龍『13歳のハローワーク』、雑誌『パピルス』の編集人などを務めたのち、2014年に文藝春秋に転職し、第二文藝部に配属。編集担当作に宮下奈都『羊と鋼の森』、野田洋次郎『ラリルレ論』、瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』、藤崎彩織『ふたご』、川村元気『百花』など。2020年に新たな出版社である水鈴社を立ち上げ、現在、瀬尾まいこ『夜明けのすべて』、小貫信昭『Mr.Children 道標の歌』の刊行準備中。 (写真Ⓒ文藝春秋)

『羊と鋼の森』 宮下奈都 著/文藝春秋刊/第13回本屋大賞受賞/2018年映画化
『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ 著/文藝春秋刊/第16回本屋大賞受賞
『ふたご』藤崎彩織(SEKAI NO OWARI) 著/文藝春秋刊/第158回直木賞候補