3/5 国際子どもの本の日・記念講演会「とくべつでない、とくべつなこと」

第7回JBBY賞・バリアフリー図書部門受賞作品『こくん』(童心社刊)の著者、村中李衣さんと石川えりこさんをお招きします。

著者のおふたりはこの絵本を、「ハンディを抱える子を元気な男の子が支えるおはなしね」という風に枠づけしてほしくない、とおっしゃいます。障がいのあるなしに関わらず、ひとりひとりの痛みや弱さや迷いは、他の誰とも同じじゃない、と。文と絵と編集と、3つの視点をぶつけ合いながら考え続けた本作りの話を伺います。

*「子どもゆめ基金」助成活動

日時3月5日(土)13:30―15:40
対象大人(中学生以上)
定員120人(申込先着順)
参加費1,000円
講師村中李衣(児童文学者)、石川えりこ(絵本作家)、永牟田律子(編集者)
進行:さくまゆみこ(JBBY会長/翻訳家)
プログラム13:30  第7回JBBY賞報告
14:00  記念講演会「とくべつでない、とくべつなこと」

■ 講師 ■

村中李衣(むらなか りえ)
1958年山口県生まれ。児童文学者、ノートルダム清心女子大学教授。小児病棟、老人保健施設などさまざまな場で絵本の読みあいを続け、その活動は海外までおよぶ。児童文学作品に『おねいちゃん』(理論社、野間児童文芸賞)、『チャーシューの月』(小峰書店、日本児童文学者協会賞)、エッセイに『絵本の読みあいからみえてくるもの』(ぶどう社)、『女性受刑者とわが子をつなぐ絵本の読みあい』(かもがわ出版)などの実践記録や、『「こどもの本」の創作講座 おはなしの家を建てよう』(金子書房)もある。

石川えりこ(いしかわ えりこ)
1955年福岡県生まれ。デザイナーを経て、フリーのイラストレーター・絵本作家となる。『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)で第46回講談社出版文化賞絵本賞および台湾の2017年Openbook最佳童賞を受賞。著書に『あひる』(くもん出版)、『しぶがき ほしがき あまいかき』(福音館書店)、『流木のいえ』(小学館)、『かんけり』(アリス館)、『あららのはたけ』(村中李衣・文/偕成社)、『うさぎとハリネズミ』(はらまさかず・文/ひだまり舎)などがある。読売新聞連載小説「ばあさんは15歳」(阿川佐和子・文)の絵を担当、中央公論新社より書籍化された。

永牟田律子 (ながむた りつこ)
童心社編集者。

イラスト:石川えりこ

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