7/31オンライン・リレートーク「子どもたちの現在と未来に向けて—コロナ禍の五輪開催中に思うこと—」

★フォーラム子どもたちの未来のために・オンライン・リレートーク★

子どもたちの現在と未来に向けて
— コロナ禍の五輪開催中に思うこと—

「子どもたちが危ない!」と題した6月26日の前川喜平さんのオンライン講演会では、子どもたちをとりまく様々な問題が指摘されました。
 それを受けてのリレートーク第二弾です! 折しも、コロナの変異ウイルスにより感染拡大中にもかかわらず、東京オリンピックが強行されている真っ最中の開催となります。
 コロナ禍で炙り出された子どもを取り巻く環境の劣悪化は、教育基本法の改悪を目指した岸内閣の時代に端を発したと前川さんは指摘されました。改悪は第一次安倍内閣で実現し、その後の愛国心教育や道徳の教科化などの動きは、忠君愛国を子どもたちに押し付ける戦前の教育勅語や修身の復活にもつながりかねません。
 しかも、市民の7割以上も反対していた東京五輪が、いざ強行されるとなったら反対意見が半数以下にも減るという同調圧力への弱さも気がかりです。このような状況下で子どもの本に関わる私たちは、どうかかわっていったらいいのか—? 5人の方々に、それぞれの立場からお話しいただきます。

日時2021年7月31日(土)14:00~16:00
スピーカー工藤純子さん(作家)
さくまゆみこさん(翻訳家)
佐藤まどかさん(作家)
濱野京子さん(作家)
ひろかわさえこさん(絵本作家)
参加費無料
申込方法➡PEATIX(外部サイト)からお申し込みください
主催「フォーラム・子どもたちの未来のために」実行委員会
絵本学会、絵本作家・画家の会、童話著作者の会、日本国際児童図書評議会(JBBY)、日本児童図書出版協会、日本ペンクラブ「子どもの本」委員会

■ 講師紹介

工藤純子(くどう・じゅんこ)さん
東京都生まれ。『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。おもな作品に『となりの火星人』『あした、また学校で』『サイコーの通知表』(ともに講談社)、『てのひらに未来』(くもん出版)、「リトル☆バレリーナ」シリーズ(学研プラス)、「恋する和パティシエール」シリーズ(ポプラ社)などがある。学校で今起きている様々な問題について、子どもたちと考えていきたい。「季節風」同人。

さくま ゆみこさん
翻訳家、編集者、アフリカ子どもの本プロジェクト代表。元青山学院女子短期大学教授。著書に『エンザロ村のかま ど』(福音館書店)など。訳書は『シャーロットのおくりもの』(E.B.ホワイト著 あすなろ書房)『明日をさがす旅』(アラン・ グラッツ著 福音館書店)など250冊を越える。「マディソン通りの少女たち」シリーズ(ウッドソン著 ポプラ社)で2002年IBBYオ ナーリスト・翻訳部門に選出された。JBBY会長。

佐藤まどか(さとう・まどか)さん
イタリア在住。第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作『水色の足ひれ』(BL出版)でデビュー。作品に『ぼくらの青』(講談社)、『セイギのミカタ』(フレーベル館)、『一〇五度』『世界とキレル』(ともにあすなろ書房)、『つくられた心』(ポプラ社)、『スクランブル交差点』(朝日中高生新聞連載)、『月にトンジル』(あかね書房)等。『アドリブ』(あすなろ書房)で第60回日本児童文学者協会賞と第6回児童ペン賞少年小説賞を受賞。JBBY理事。

濱野京子(はまの・きょうこ)さん
熊本県生まれ、東京育ち。児童文学作家。日本児童文学者協会、JBBY、日本ペンクラブ会員。『フュージョン』(講談社)でJBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で坪田譲治文学賞を受賞。作品に『この川のむこうに君がいる』(理論社)、『with you』(くもん出版)、『Mガールズ』(静山社)、『わたしたちの物語のつづき』(あかね書房)、『野原できみとピクニック』(偕成社)などがある。フォーラム・子どもたちの未来のために実行委員。

ひろかわ さえこさん
絵本作家。1953年北海道小樽市生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。主な作品に、『あのやまこえてどこいくの』「ぷくちゃん」シリーズ(ともにアリス館)「ちいさなやさいえほん」・「ちいさなくだものえほん」シリーズ、『ぞろりぞろりとやさいがね』『おむすびころりんはっけよい!』(ともに偕成社)「かばくん・くらしのえほん」シリーズ(あかね書房)など多数。日本児童出版美術家連盟会員、「子どもの本・九条の会」運営委員。JBBY会員。