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ピクルスと ともだち(読みもの)

小風さち 文 | 夏目ちさ 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『ピクルスと ともだち』

小学生の元気な子ブタ、ピクルスの日常生活を描いたシリーズ第3作。ピクルスが友だちのジンブと経験した春から初秋までの4つの話を収録。
雨ふり続きの春休みにピクルスは、どんな雨雲も吹き飛ばしてしまう、という「春の大風」を探しに行き、草むらの中で傘をさしてカタツムリを集めている、茶色い子ブタのジンブに出会う。ジンブは、ひとり暮らしのおばあさんの家に引っ越してきたばかりだった(「ピクルスと春の大風」)。
新学期、ピクルスの学校にジンブが転校してきた。ピクルスはお母さんの卵クッキーをごちそうする約束をするが、ジンブは道に迷ってしまい、なかなか現れない(「ピクルスとだいじな約束」)。
夏休み、クラスでいちばん大きくていばっているブスケが育てたスイカを砂浜に持っていき、3人でスイカわりをする。大きなスイカの中からは、ブスケがしゃべった悪口がいっぱい飛び出してきた(「ピクルスとぶったまげのスイカ」)。
秋には、足が悪くて海まで歩けないジンブのおばあさんのために、森の中からでも打ち上げ花火を見物できる計画を、森に住む仲間みんなで考える(「ピクルスと打ちあげ花火」)。
友だちと過ごす毎日は、どきどき、わくわく楽しいことがいっぱいだ。淡い色彩の挿し絵が、それぞれの個性を鮮やかに伝える。絵と文が一体となって、物語の世界に引き込んでくれる幼年文学。(汐﨑)

出版社 福音館書店
初版年 2023年
ISBN
ページ数 120頁
サイズ 22×19
対象年齢 7歳から
キーワード 子ブタ、友だち、遊び

  • 2023
  • 120 pages
  • 22×19
  • Ages 7 +