なみの いちにち(絵本)
カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本、絵本/picture books

『なみの いちにち』
朝、日の出とともにウミネコたちが目を覚まし、漁師は沖に出る。昼は海水浴客でにぎわい、夕方の浜辺では、老人がふしぎな出会いに昔を懐かしむ。そして月がのぼると、「よるのおきゃく」たちもやってくる。海の一日が、擬人化された波の視点で語られる。東北の海辺の町で育った作者が描く海は、空の色の変化や光の反射の描写が素晴らしく、波の音や潮の香りまで感じられる。読者のなかにある海の記憶が呼び起こされ、忘れがたい余韻を残す。「わたしは いつも ここにいて あなたのことを まっている」という海の大らかさに胸を打たれる。(笹岡)
出版社 | ほるぷ出版 |
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初版年 | 2022年 |
ISBN | |
ページ数 | 40頁 |
サイズ | 24x29cm |
対象年齢 | 3歳から |
キーワード | 海、一日、人びと |
- 2022
- 40 pages
- 24x29cm
- Ages 3 +