赤毛証明(読みもの)

光丘真理 作

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『赤毛証明』(Akage shomei)

中学1年生の堀内めぐは、毎朝、校門で先生に、頭髪を「そめているなら黒髪にもどしてこい」と言われるのが嫌で、頭髪の色が生まれつきであることを証明する「赤毛証明」を発行してもらう。しかし、先生に、証明書を毎朝校門で示すようにと言われ、自分は「ふつう」ではないのかと不安になり、「ふつう」とは何かについて考えるようになる。めぐには、両下肢欠損で車いすバスケをしている1歳年上の紘(ひろ)という幼なじみがいて、彼との会話を通しても「ふつう」について考える。

また、めぐは、紘と紘の親友のマモくん、めぐの親友のさわちゃんをめぐる恋愛事件で感じたことや、自分が親友に嫉妬した気持ちなどを、芥川龍之介の『羅生門』を読み解くことで理解しようとする。

ひとりの少女が理不尽な校則に抗議するまでの過程が、ていねいかつ説得力のある形で描かれている。自らの外見のみでなく、紘の障害や、シングルマザーであるさわちゃんの家庭が描かれていることで、多様な「自分らしさ」が考えられる作品になっている。(土居)

出版社 くもん出版
初版年 2020年
ISBN
ページ数 144頁
サイズ 20×14
対象年齢 13歳から
キーワード 校則 外見 障害

  • 2020
  • 144 pages
  • 20×14
  • Age 13 +

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