図書館からの冒険(読みもの)

岡田淳 作・絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『図書館からの冒険』(Toshokan kara no boken)

小学6年生の渉(わたる)は、廃校寸前の柴野崎小学校の図書室で一晩明かす計画を立てて潜り込む。そこへ異世界から同い年のサキがやってきて、一緒に異世界に行くことに。そこは、渉が大叔父の敬二郎から作り話だと思って聞いていたシバノザキ島だった。連れていかれた東の屋敷には、動物にもアナグマにも変身可能なゴーダさん、カワウソに変身可能なマリちゃん、庭師のバクさんがいた。ゴーダさんによると、島は薬草を作って大儲けをしたが、その薬草には人に悪影響を与えるものが含まれていることが判明し、草も土もすべて川に捨てたという。その後、地震や大嵐が起こって大勢の人が島を出ていった。その頃から、黒っぽい輪郭のないものが島に出現するようになり、湖や川は干上がってしまったという。

渉はゴーダさんたちに、敬二郎から聞いた、島の住人のミレイさんが島の水を守る龍であるという話を伝え、全員で西の屋敷にいるはずのミレイさんに会いに行く。ところが、ミレイさんはそこにはおらず、渉たちは、ミレイさんを見つけ、黒いものたちの正体を暴こうと知恵を絞る。

島で次々と不思議なことが起こり、その謎を渉やサキが解いていく過程がおもしろい。また、島の危機的な様子は寓話性が強く、現代社会について考えさせられる。(土居)

出版社 偕成社
初版年 2019年
ISBN
ページ数 304頁
サイズ 22×16
対象年齢 11歳から
キーワード ファンタジー 冒険 龍

  • 2019
  • 304 pages
  • 22×16
  • Age 11 +

本を探す/book search