父さんと、母さんと、ぼく(読みもの)

越智典子 作/にしざかひろみ 画

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『父さんと、母さんと、ぼく―ラビントットと空の魚 第五話』(To-san to, ka-san to, boku: Rabintotto to sora no sakana dai go wa )

「ラビントットと空の魚」シリーズの第5話で最終巻。舞台は異世界のトンカーナで、ここでは魚が空を飛び、鳥は地中を泳いでいる。主人公は、耳長族の少年ラビントットという漁師の息子で、自分も漁師になるつもりで修業するのだが、高いところが苦手なラビントットは親方のもとを逃げ出し、明け方だけ低空飛行するイワシをとって生計を立てることにする。

シリーズの第1話から第4話までは『鰹のたんぽぽ釣り』『そなえあればうれしいな』『くれない月のなぞ』『森ぬすっとの村』となっており、ラビントットは、さまざまな事件や、思いがけない出会いを経ながら否応なく冒険の旅を続けることになる。

この第5話では、ラビントットは故郷に帰る途中、イトマキエイに大勢が襲われたと聞き、急いで現場の月見山へ向かう。ラビントットは、騒動の原因となったイトマキエイの子どもを救い出した後、みんなの話を聞くうちに、月見山では昔、耳長族同士が戦った歴史があったことや、自分も生まれつき高所が嫌いだったわけではないこと、母さんの家族と父さんの間には深い溝があったことなど、いろいろなことを知る。自分のルーツや民族の歴史を知ったラビントットは、ちゃんとした漁師になるために自分の道を歩き始める。楽しく読めるファンタジー。(さくま)

出版社 福音館書店
初版年 2020年
ISBN
ページ数 252頁
サイズ 20×14
対象年齢 11歳から
キーワード 異世界 漁師 ファンタジー

  • 2020
  • 252 pages
  • 20×14
  • Age 11 +

本を探す/book search