じりじりの移動図書館(読みもの)

廣嶋玲子・まはら三桃・濱野京子・工藤純子・菅野雪虫 著/くまおり純 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『じりじりの移動図書館』(Jirijiri no ido toshikan)

2006年にデビューした5人の作家が、時空間を超える移動図書館が出
てくる物語を競作している。

「本の続きは霧の向こう」は、健太が、移動図書館で読書中に別世界へ行く。そこでは、本は悪魔の道具だとみなされ、本狩りが家々を回って本を没収し焼いていた。移動図書館は、本を愛する人たちから本を預かっており、健太も活動に参加する。

「ヤンメを探せ、伝説を救え」は、沖縄近くの島に住む広背(こうせい)が、消滅しそうな書物や伝説を集めて保管する移動図書館に出会い、妹の七海(ななみ)とともに昔話を探す。

「スケッチブックは残された」は、移動図書館で1943年に移動した文香(ふみか)が、出征する直前の絵が好きな19歳の青年に出会う。

「AIユートピア」は、博人が、ロボットが人間を支配し、紙の本が禁止されている未来へ行く。

「サイレンが鳴っても」は、愛優(あゆ)が、小説を書いたために追われている異次元から来たふたりの少年に出会う。追手から逃れるために3人は移動図書館へ逃げ込む。

どの作品も、移動図書館ミネルヴァ号に乗る経験を通して、読書の意味や思想の自由が考えられるようになっている。(土居)

出版社 講談社
初版年 2020年
ISBN
ページ数 224頁
サイズ 20×14
対象年齢 11歳から
キーワード 図書館 ファンタジー

  • 2020
  • 224 pages
  • 20×14
  • Age 11 +

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