科学でナゾとき!(読みもの)

あさだりん 作/佐藤おどり 絵/高柳雄一 監修

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『科学でナゾとき!— わらう人体模型事件』(Kagaku de nazo toki!: warau jintai mokei jiken)

科学の知識を盛り込んだ、学校が舞台の物語。6年生の彰吾は、自信過剰な児童会長。中学教師の父親が、小学校でも科学実験の指導をするために彰吾の学校にもやってくることに。父親を評価していない彰吾は、学校では家族関係を隠すようにと父親に釘を刺す。

ところが彰吾の学校では、次々に不思議な事件が起こる。最初は、理科実験室で人体模型がギャハハと笑ったという事件。生徒たちが脅えているのを知ると、彰吾の父親のキリン先生(背が高くポケットにキリンのぬいぐるみを入れている)は、みんなを公園に連れて行き、準備しておいたホースを使って、実験室の水道管が音を伝えたことを実証してみせる。

2つ目は、離島から来た転校生が海の夕陽を緑色に描いて、ヘンだと言われた事件。3つ目は、なくなったリップクリームが花壇に泥だらけで落ちていた事件。最後は、図書館においた人魚姫の人形が赤い涙を流す事件。どれもキリン先生が謎を解き明かし、光の波長や、液状化現象や、化学薬品のアルカリ性・酸性の問題など、事件の裏にある科学的事実を説明してくれる。彰吾も父親を見直す。科学知識が物語のなかに溶け込んでいて、おもしろく読める。(さくま)

出版社 偕成社
初版年 2020年
ISBN
ページ数 208頁
サイズ 19×13
対象年齢 11歳から
キーワード 学校 謎 科学 父と息子

  • 2020
  • 208 pages
  • 19×13
  • Age 11 +

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