区立あたまのてっぺん小学校(読みもの)

間部香代 作/田中六大 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『区立あたまのてっぺん小学校』(Kuritsu atama no teppen shogakko)

小学2年生のリョウは、2学期の最初の日に、自分の頭の上に小さな机と椅子と黒板があり、キミドリ色の小さな人が4人もいることに気づく。そのうえ「玉川区立あたまのてっぺん小学校」という看板まであった。区立と書かれていたので区役所へ行ってみるが、対応した職員に、リョウの頭は、校庭で遊んでいるからよく日があたり、給食を食べるのが遅いので小さな人たちもリョウの給食をもらうことができ、髪がとても短いので、キミドリの人たちが過ごすのにちょうどいいのだと言われる。しかし、リョウは「みんなと ちがうのは いやです」「できるだけ 早く ちがう 頭を さがしてください」と抗議する。

小さい4人はキミドリ先生と3人の児童。リョウが登校している間だけ、頭の上にいる。ある日、4人がリョウたちの水族館への遠足についてきて、ひとりが行方不明になってしまう。何とか見つけることができたが、その後、リョウは、頭の上のことをからかわれても、自分にとってはこの状態が自然だと言い返せるようになる。そして、区役所に、頭の上に学校があってもいいと伝える。

頭の上に小さな人の学校ができるというアイディアが楽しく、この経験を通して、人と違ってもいいということをリョウが理解できる点が意義深い。挿し絵もユーモラス。(土居)

出版社 金の星社
初版年 2020年
ISBN
ページ数 96頁
サイズ 22×16
対象年齢 7歳から
キーワード 小人 小学校 友だち

  • 2020
  • 96 pages
  • 22×16
  • Age 7 +

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