がっこうかっぱのおひっこし(読みもの)

山本悦子 作/市居みか 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『がっこうかっぱの おひっこし』(Gakko kappa no ohikkoshi)

保育園のとき「ぼく」はママと一緒に電車に乗って、ママの会社に近い保育園に通っていた。1年生からは家の近くの小学校に通うぼくには、保育園時代からの友だちがいない。クラスになじめないまま、6月になっても休み時間はひとりで校内の池でコイにパンをやったり、トカゲやカナヘビを見つけたりしていた。ところが、その池の水を抜き、ビオトープに造りかえるのだという。工事が始まる前の日、ぼくは池に行き、生きものたちに会えなくなる寂しさをひとりでつぶやいた。すると、カエルみたいな生きものが、ぼくの足をよじのぼってきた。よく見たらそれはカッパだ。ぼくはカッパを家に連れて帰ったけど、ママに話せないまま一夜が明ける。カッパのことが心配で寝不足もたたったのか、熱を出して学校を休む。すると同じクラスの男の子が学校からのお便りを持ってきてくれて、カッパの存在に気がつき、キュウリがなくて死にそうなカッパを助けてくれる。
カッパがきっかけになってクラスメートと仲よしになり、ビオトープが完成するとぼくは友だちたちとカッパを池に戻しに行く。カッパはぼくたちを池の中の世界を案内してくれる。クラスで孤立していた少年が、池の守り神のようなカッパを媒介に、集団に溶け込んでいく幼年ファンタジーだ。(野上)

出版社 童心社
初版年 2019年
ISBN
ページ数 96頁
サイズ 22×16
対象年齢 7歳から
キーワード カエル 池 学校 カッパ 友だち

  • 2019
  • 96 pages
  • 22×16
  • Age 7 +

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