雨の日は、いっしょに(読みもの)

大久保雨咲 作/殿内真帆 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本読みもの/chapter books and novels

『雨の日は、いっしょに』(Ame no hi wa issho ni)

小学1年生のハルくんの黄色い傘が、持ち主を離れて旅をし、ハルくんの元に戻るまでを描いた冒険物語。

黄色い傘は、傘立ての中で、おりたたみ傘をかっこいいと思ったり、透明のビニール傘にあこがれたりしている。そこへハルくんがやってきて、外に向かって走りながら傘を開き、転んでしまう。傘は風に吹かれて空にまいあがり、旅に出る。公園では、水玉模様の傘に出会い、次におじいさんと一緒の黒いこうもり傘に出会う。おじいさんは、黄色い傘を交番へ連れていくが、黄色い傘は、警察官の手をすりぬけて、再び風に飛ばされ、木に引っかかる。木の上から、いろいろな傘と人をながめ、黄色い傘は孤独を感じる。そこへハルくんがやっ
てきて、近くにいたお兄さんに頼んで黄色い傘を木からおろしてもらう。黄色い傘は、「ハルくんとぼくって、けっこう にあってるかも……。」と思う。次の日、傘立ての他の傘と自分の体験を分かち合う。

ハルくんと同じように幼い黄色い傘が冒険をすることで、自分の居場所について客観的に見ることができる過程をユーモラスに描く。コラージュ技法の絵が楽しく、読者を黄色い傘の視点にスムーズに誘っている。(土居)

出版社 佼成出版社
初版年 2020年
ISBN
ページ数 64頁
サイズ 20×16
対象年齢 7歳から
キーワード 傘 雨

  • 2020
  • 64 pages
  • 20×16
  • Age 7 +

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