さくらの谷(絵本)

富安陽子 文/松成真理子 絵

カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本絵本/picture books

『さくらの谷』(Sakura no tani)

春の気配が感じられる山道で、男がそこだけ満開の桜の谷に出会う。楽しそうな歌声に誘われて谷を降りていくと、色とりどりの鬼たちがお花見をしていて、その輪に誘われる。ごちそうの匂いに気がつき、見ると子どもの頃の運動会に母が作ってくれたお弁当にそっくり。鬼たちとかくれんぼして男は
鬼になり、目を開けて鬼たちを探すと、彼らの姿は消え、木々の間から亡くなった両親や祖母の姿が浮かんでくる。人知れず咲く満開の桜に彼岸で遊ぶ祖先の霊を幻視し、舞い散る桜の花びらに重ねた幻想的な描写は秀逸だ。(野上)

出版社 偕成社
初版年 2020年
ISBN
ページ数 32頁
サイズ 26×22
対象年齢 7歳から
キーワード 桜 鬼 祖先 かんれんぼ

  • 2020
  • 32 pages
  • 26×22
  • Age 7 +

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