【JBBY希望プロジェクト】野馬追文庫3月の本
2019年4月17日
8回目の3.11が静かに過ぎました。
2019年3月は、下記の本をお届けしました。
『バルボンさんのおしごと』(とよたかずひこ 作、アリス館)
障害児支援施設かのん 聖愛こども園 かわうち保育所
『ぺろぺろぺろ』(長新太 作、BL出版)
原町保健センター 37カフェ 障害児支援施設かのん
『チューリップ』(荒井真紀 作、小学館)
聖愛こども園 かわうち保育所 ちゅうりっぷ文庫 障害児支援施設かのん
『ねえねえねえ わらってる?』(月刊「こどものとも0.1.2」通巻288号、おのりえん 文、なかじまかおり 絵、福音館書店)
ちゅうりっぷ文庫 原町保健センター
『ねえねえねえ わらってる?』は、震災のあった3月(3月号)に、こういう明るい、元気が出る絵本を出版していただけてうれしいです。と、福島の選書メンバーから声があがった本です。
以下は、南相馬からいただいた感想です。
★ 聖愛こども園から
★ かのん所長 新妻さんより
いつも素敵な絵本を頂戴し有難うございます。
震災ももうすぐ8年になろうとしています。
毎月いただく心温まるお手紙やメールに毎回心癒され、皆様に支えられながら、かのんの子供たちやスタッフと共に楽しく前向きに頑張ってようやくここまで来れたことに感謝申し上げます。
正直、8年の時を迎え「ようやく落ち着ける時が来た」と思ったのもつかの間、学童の場合、学年が上がると思春期課題も次々と生まれ、疲弊する親御さんやお子さんの対応に追われながら、また新たな挑戦をしてみたいなぁと思う今日この頃です。(高学年になって初めて療育につながってきた児童に苦戦中)(如何に幼少期からの気づきの支援が大事か?を改めて感じ、高学年児童への地域支援体制の手薄さに憤りを感じつつ)
また、初めてお会いした時に低学年だったお子様も、地域の人の力も借りながら立派に育ち、今春公立の専門学校(短大卒扱い)や他県の専門学校に進学することになりました。勿論順風満帆ではありませんでしたが、心無い対応に心痛め、保護者様と共に悩み・共に泣き・ともに喜んだ事がいまは懐かしく、彼らが巣立っていく寂しさを感じながらも、成長がとてもうれしく、この仕事に就いてよかったと感じております。(文が支離滅裂ですみません)
今いる後輩たちが、かのんの絵本で優しく育った先輩たちの姿をうらやましく思い、その背中をしっかり追いかけられるような、情緒豊かな素敵な子どもになってもらえるようスタッフ一同なお一層頑張ってまいりたいと思いますので今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
★ 原町保健センター 相良保健師さんより
3月は、いろいろな人の、さまざまな思いを感じる季節。
春のあったかい季節とは別に、会話の端々に震災のことが語られることが多くなります。やはり、時薬というのはないなと感じる日々でもあります。
『ねえねえねえ わらってる?』の本に思わず笑顔になりました。いろんな表情はあるけれど、やっぱり笑顔はいいですね。笑いの効能は、たくさんいわれていますが、幸せを感じられることが一番ですね。この絵本がまた、子どもたちの笑顔にしてくれそうです。
★ ちゅうりっぷ文庫 梶田さんより
『ねえねえねえ わらってる?』の絵本読み聞かせ
ファミリーサポート交流会40才から70代後半20人
原三小5年生約50人
図書館お話し会0才から、3才親子4組
年代問わず、大人気でした。絵本に年齢制限はないのだと改めて感じました。
文責:撹上久子
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