「2027年IBBYバリアフリー児童図書」募集開始(推薦はJBBY会員のみ)

2025年のIBBY選定図書のカタログ

 今年もIBBY(国際児童図書評議会)は、世界中から優れたバリアフリー児童図書を収集します。JBBYも、選考会議を実施して、日本から推薦する図書を選定します。
 つきましては、JBBY会員の皆様に、プロジェクトにふさわしい児童書をご紹介いただきたく、ご協力をお願いいたします。

募集要項

◆ すべての子どもに

 すべての子どもは本を手にする権利を持っています。障害のある子どもも、その子に適した形で読んだり、物語のなかに自分の姿を見出したりする機会を得られるよう、IBBYは2年に一度バリアフリー児童図書の選定を行って、世界中の優れたバリアフリー児童図書に光を当て、その情報を共有します。

◆ カテゴリーは2つ

 推薦には2つのカテゴリーがあります。

① 誰もがアクセスできる本 (Accessible Formats)

  • 点字・手話の図版・絵文字(視覚言語)等がついた図書、さわる本など、読書を補助するさまざまなシステムを加えた図書。
  • 読みやすい字体やデザインで誰もがたのしめる図書。
  • 発達障害、認識障害、学習障害のある子どもや若者のためのやさしく読める図書(年齢にふさわしいテーマを短い文章や分かりやすい展開で制作した図書)。
  • QRコードやAR(拡張現実)など、若い人たちがアクセスしやすい試みのある図書。
  • 物語のテーマは障害に限らない。
  • 手話や点字を習得するための教材本は除く。

② 障害がある子どもや人物を描いた本 (Portrayals of Disability)

 障害がある子どもや人物、あるいはその周りの人たちを描いた絵本や読みもの。フィクション、ノンフィクションは問わない。ここでは、身体障害、発達障害、学習障害のほか、ろう、自閉症、注意欠如・多動症、失読症や精神的不安定を対象とするが、慢性的な障害に移行しない一時的な病気や怪我などの身体疾患は含まない。

◆ 募集する図書

刊行年2022年以降に日本で出版された児童書(翻訳書は対象外)
ジャンル絵本、読みもの、伝記、ノンフィクションなど
描かれ方・障害がある子どもや人物が登場する場合、障害だけに着目せず、障害以外の個性をいくつも持っていて多面的に描かれていること
・障害のある子どもや人物が、主人公あるいは重要な脇役になっていて、物語の中で積極的な役割を果たしていること
・障害の描写には敬意を払い、ステレオタイプになっていないこと

■ 出版社の方へ:図書の提供と著作権に関するお願い

  • IBBY の選定図書に選ばれると、最終的に合計3冊必要です。自社の本をご推薦される場合は、3冊入手可能(ご提供可能)な図書を推薦してください。
  • 国際審査用に全ページのPDFデータが必要です。また選定図書としてカタログに掲載される際は、内容を説明するため内ページの画像が使用される場合があります。著作権者の了解が見込める図書を推薦してください。

◆ 応募方法 / 応募先 【しめきり:2026年1月末日】

おひとり5冊まで、出版社の方は1社につき10冊まで応募できます。
下記のウェブフォームにご入力いただくか、応募用紙をプリントしてご記入のうえ、faxまたは郵送でお送りください。

(1)ウェブフォーム https://qr.paps.jp/L7KUV

fax ➡ 03-6273-7708
郵送 ➡ 〒101-0051東京都千代田区神田神保町1-32-5階 JBBY事務局宛


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