押絵と旅する男(絵本)
カテゴリー: おすすめ!日本の子どもの本、絵本/picture books
『乱歩えほん 押絵と旅する男』
主人公の「私」が、富山県魚津で蜃気楼(しんきろう)を見た帰りの汽車の中で、押絵を窓の外に向けている不気味な初老の男に出会う。押絵とは、布などに綿を詰めて半立体にして板状のものに張り込んだ精巧な細工のことで、男の押絵には、御殿のような部屋の中でまるで生きているような美しい娘と白髪の老人が浮き出ている。じつはその老人は男の兄で、見世物小屋の押絵に描かれた娘に恋をして、押絵の中に入り込んでしまったという。夜汽車の中で語られる奇妙な物語が迫真の絵で迫ってくる。(野上)
出版社 | あすなろ書房 |
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初版年 | 2023年 |
ISBN | |
ページ数 | 56頁 |
サイズ | 29×22 |
対象年齢 | 11歳から |
キーワード | 汽車、恋、怪異 |
- 2023
- 56 pages
- 29×22
- Ages 11 +