「2025年IBBYバリアフリー児童図書」日本からのノミネート作品決定
2024年4月4日
IBBY(国際児童図書評議会)は、すべての子どもたちが読書の楽しみを享受できるよう、さまざまな工夫の詰まった世界のバリアフリー児童図書の情報を収集/発信しています。
2年に一度、各国支部から推薦されるバリアフリー図書の中から40~50冊を選定し、カタログを作成します。選ばれた本は、IBBY世界大会や国際ブックフェアなどで紹介され、希望する国々で巡回展示されます。詳しくはこちら➡
JBBYは、3月20日に出版クラブビル会議室において国内選考会を行い、2025年のIBBYの選定に向けて、下記の8冊を日本から推薦することにしました。
- 選考委員(敬称略):
さくまゆみこ(翻訳家)
梨屋アリエ(児童文学作家)
林 左和子(静岡文化芸術大学教授)
村中李衣(児童文学者/ノートルダム清心女子大学教授)
山田 真(小児科医)
■ カテゴリー1:誰もがアクセスできる本
紙芝居『こんにちはがいっぱい!』(山本祐司脚本・絵/童心社)
『たびにでよう』(降矢なな作/童心社)
『はだしであるく』(村中李衣文/石川えりこ絵/あすなろ書房)
■ カテゴリー2:障害がある子どもや人物を描いた本
『うちのおかあちゃん』(小手鞠るい作/こしだミカ絵/偕成社)
『オリヒメ:人と人をつなぐ分身ロボット』(吉藤オリィ・加藤悦子文/子どもの未来社)
『じゅげむの夏』(最上一平作/マメイケダ絵/佼成出版社)
『読書バリアフリー:見つけよう!自分にあった読書のカタチ』(読書工房編・著/国土社)
マンガ『僕らには僕らの言葉がある』(詠里著/KADOKAWA)
■ 「世界のバリアフリー児童図書展」巡回中
2023年のセレクション40タイトルを国内で巡回展示いたします。お近くで開催の際は、ぜひ足をお運びください。