国際子どもの本の日を記念して、子どもJBBY賞を発表します!

 さる3月23日(土)24日(日)、JBBYはゲートシティ大崎(東京都品川区)において、国際子どもの本の日を記念した「JBBY子どもの本の日フェスティバル」を開催しました。会場には、500冊に上る国内外の子どもの本を展示し、自由に手にとって見てもらったほか、子どもの本の作家や画家や翻訳家、図書館や児童館・美術館などではたらく人たちが集まって、本のおもしろさを伝えようと、さまざまなプログラムを展開しました。(詳しくは追って報告します)

 プログラムのひとつに、「子どもの本の木」があります。絵本作家の垂石眞子さんが布に描いた大きな木に、子どもたちが紙の葉っぱを貼っていったのですが、それぞれの葉っぱには、会場で見つけたお気に入りの本の名前を書いてもらいました。

 はだかんぼの木があっという間に、賑やかに葉を茂らせました。葉っぱを貼ってくれたおともだち、ありがとう!

 葉っぱの数は全部で139枚。4月2日の国際子どもの本の日を記念して、どんな名前が多かったかをここに発表し、「第1回〈子どもの本の木〉子どもJBBY賞」とします。

 第1位  『魔女の宅急便』(角野栄子作 福音館書店)
 第2位  『ごちそうの木』(ジョン・キラカ作 さくまゆみこ訳 西村書店)
 第3位  『えとえとがっせん』(石黒亜矢子作 WAVE出版)
      『きみちゃんとふしぎねこ』(藤原ヒロコ作 ひさかたチャイルド)
      『このあとどうしちゃおう』(ヨシタケシンスケ作 ブロンズ新社)
      『わくせいキャベジどうぶつずかん』(tuperatupera作 アリス館)
 第4位  『みえるとかみえないとか』(ヨシタケシンスケ作 伊藤亜紗相談 アリス館)
      『とべバッタ』(田島征三作 偕成社)
      『ドームがたり』(アーサー・ビナード文 スズキコージ絵 玉川大学出版部)
      『ネコヅメのよる』(町田尚子作 WAVE出版)
      『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター著 原田勝訳 岩波書店)

 ほかにもたくさんの書名を書いてもらうことができました。並んでいる本をじっくり見てくれたのだなあと、とても嬉しく思います。

 ★写真上は、右から、さくまゆみこJBBY会長、絵本作家・垂石眞子さん(JBBY理事)、赤石忍JBBY副会長