ミュンヘン国際児童図書館からのお知らせ「自分の顔を描いてみよう!」

IBBY(国際児童図書評議会)を作ったイェラ・レップマンは、ドイツのミュンヘン国際児童図書館の創設者でもあります。

レップマンは、IBBYの創設とほぼ同じころ(1950年代)、ケストナーらとともに、子どもの自画像を送るよう世界中に呼びかけました。そして1952年、集まった30か国4000点の中から選んだ300の作品を展示しました。この自画像展はその後世界中を巡回しました。

昨今の世界的な情勢を受けて、ミュンヘン国際児童図書館(IJB)は、ふたたびこの取り組みを、電子展示会として行うことにしました。

IJBの、子どもや学校にむけたプログラムは、ダッハウの収容所に関連した創作活動など、恐怖や不安などもふくめて自分の気持ちと向きあい、自由に表現することを大切にしてきました。そんなIJBらしい取り組みです。

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「自分の顔を描いてみよう!」
ミュンヘン国際児童図書館電子展示会のご案内


 休校になったり、仲良しのお友だちやおじいちゃんやおばあちゃんに会えなくなったり、国によっては外出もできなくなってしまいました。コロナウィルスの感染は今や世界中に広がっています。中国、日本、インド、イラン、トルコ、イタリア、ドイツ、デンマーク、アメリカ、メキシコなど様々な国で、これまでのように自由に人と会えなくなり、街の音は消え、人々の顔はマスクにかくれています。
 いろいろなことが起き、まわりの大人たちも不安そうです。日常が途切れてしまったとき、あなたのすがたはどんなふうに見えますか。わたしたちは、台湾の三人の子どもが描いた自画像に心動かされ、ほかの国に暮らすみなさんも自分の顔を描いてみてはどうかと思いました。
 あなたはいまどんな気持ち? どんなことを考え、不自由な時間をどう過ごしていますか? あなたの自画像をミュンヘン国際児童図書館の電子展示会「自分の顔を描いてみよう!」で世界中に見てもらいましょう!
 自分の顔の絵を描いたらスキャンして、direktion@ijb.de まで送ってください。名前、年齢、国を書くのを忘れずに。あなたの絵を楽しみに待っています。

ミュンヘン国際児童図書館