「となりの国への扉」展 後期:中国の展示が始まりました。

図書展「となりの国への扉――日中韓共同プロジェクトと絵本作家からのメッセージ」

前期・韓国展は好評のうち終了しました。ご協力くださった皆様、足を運んでご覧くださった皆様、ありがとうございました。いよいよ、11月20日から、後期・中国展がスタートです。

  • 場所:出版クラブビル3階ライブラリー(東京都千代田区神田神保町1-32)
  • 会期:後期:中国の絵本作家からのメッセージ
    11月20日午後~1月14日
  • 開館時間:平日の9~18時(原則)
    ※同じフロアでイベントを開催していて、展示を観られない場合もありますので、
     来館前に出版クラブにお問い合わせください。(Tel:03-5577-1511)
  • 企画・構成:JBBY(日本国際児童図書評議会)
  • 協力:日韓絵本交流会 中国「小活字」 申明浩 唐亜明 83gocco 日本出版クラブ

 新型コロナウィルスの感染拡大により、やむなく中止した「JBBY子どもの本の日フェスティバル」(2020年3月/ゲートシティ大崎)で企画していた展示です。日本出版クラブのご協力で、ようやく展示が実現しました。コロナ禍で外出もままならない時期ではありますが、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

ごあいさつ 
 JBBY の活動のキーワードは、本、子ども、平和。本を通して日本の子どもと世界の子どもが友だちになることが、世界の平和につながるという考えをもっています。
 いま、政治の世界では、自国だけがすばらしいと考えたい政治家がふえ、大人の本の世界では嫌韓、嫌中本もたくさん出版されるようになっています。でも、子どもたちには、世界のいろいろな国の文化を知ってもらいたいし、特にとなりの国の子どもたちとは理解し合ってほしい、友だちになってほしいと、私たちは考えています。
 そうした思いを韓国のKBBY、中国のCBBYとも共有し、2020年「日中韓共同プロジェクト」を立ち上げることができました。ひとつのテーマを決め、それぞれの国から5冊ずつ子どもの本を推薦し、互いの国で紹介し合う活動です。今回の展示では、記念すべき第1回に選ばれた本を紹介します。
 また、韓国と中国の絵本作家から日本の子どもたちへ届いたメッセージも、それぞれの国の絵本とあわせて展示します。近年大きく変化している韓国や中国の新鮮な絵本表現を味わえます。
 子どもの本を通して、となりの国の扉を開いてみてください。

 前後期通して、日中韓共同プロジェクトの今年のテーマ「環境」で選ばれた15冊の本を展示します(詳しくはこちら)。
 そして、後期の中国特集では、中国の12人の絵本作家のみなさんから、となりの国(私たち)に届いた貴重なメッセージパネルと、彼らの絵本を中心に93冊を展示します! 展示にあたり、児童書出版社の皆様からたくさんの本をお借りいたしました。感謝申し上げます。

メッセージを送って下さった中国の絵本作家のみなさん
展示リストはこちら

于虹呈 ユー・ホンチォン『お米はどかこらきたの?』(未訳)ほか
王子豹 ワン・ズーバオ『森の誕生』(未訳)ほか
车丽娇 チャ・リージァオ 『カタツムリちゃん、おいしいものを探す』(未訳)ほか
卜凡 ブー・ファンアンデルセン短編集『絵のない絵本』(未訳)ほか
黎婧 リー・ジン「ロフィシャルチャイナ」(雑誌、未訳)ほか
刘畅 リウ・チャン『北冥に魚あり』(未訳)ほか
陈希 チェン・シー『光』(未訳)ほか
于大武 ユー・ダーウー『ナージャとりゅうおう』『十万本の矢』ほか
熊亮 シオン・リヤン『ちいさなこまいぬ』『悟空伝』(未訳)ほか
黑眯 ヘイミー『みつあみ』(未訳)ほか
左诹趠 ズオ・ゾウチャオ『ぶたのはな』(未訳)ほか
郁蓉 ユー・ロン『雲のような八哥鳥』ほか

   

*中国展にご協力いただいた出版社
岩波書店 偕成社 講談社 小峰書店 小学館 樹立社 徳間書店 童心社 福音館書店 ベネッセコーポレーション ほるぷ出版 ポプラ社 マイティブック 光村教育図書 ワールドライブラリー