【参加者募集中】5/18 JBBY50周年連続講座:日本の国際アンデルセン賞作家たち・第1回「時代の寵児 安野光雅の世界」

JBBY 50周年連続講座:日本の国際アンデルセン賞作家たち・第1回

時代の寵児 安野光雅の世界
美術館の仕事から学んだ安野本の面白さ―

講師:廣石 修氏

■ オンラインと対面での開催です ■

安野光雅さん(撮影:廣石修)

 絵本『ふしぎなえ』(福音館書店・1968)で、衝撃的なデビューをした安野光雅(1926-2020)は、読者を錯覚の喜びに誘うだまし絵の絵本をはじめ、文字や数の絵本、『繪本 平家物語』(講談社・1996)や『繪本 三国志』(朝日新聞出版・2008)などの歴史絵巻とも言える絵本、そして、ライフワークであった『旅の絵本』シリーズ(福音館書店・1977-2022)など、多彩な絵本の数々で、ずっと私たちを楽しませてくれました。その活躍は、まさに日本の絵本が大きく花開いていく時期。時代が安野さんを求めていたと言えます。そうした業績に対して、1984年、国際アンデルセン賞画家賞が贈られました。

 故郷・津和野に、安野光雅美術館が開館したのは、2001年のこと。今回は、準備段階から安野さんの傍でともに時間を過ごしてきた同館の元副館長・廣石修さんに、絵の魅力、絵本・本の魅力、そして、企画、絵と文の創作、デザイン、レイアウト、印刷技法までを行う、まさに、ひとり出版工房とも言えるような安野さんの仕事ぶりをお話していただきます。

 津和野はもとより、国内のスケッチに同行する機会も多かった廣石さんにだけ見せた、安野さんの素顔をお話いただくのも楽しみです。

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■ 子どもゆめ基金助成活動
 基金への報告のため、オンライン・対面とも参加者の写真を撮影させていただきますので、予めご了承願います。子どもゆめ基金に提出した個人情報(写真)は、「(独)国立青少年教育振興機構が保有する個人情報の適切な管理に関する規定」に基づき、子どもゆめ基金助成業務以外の目的には使用されません。

日時2024年5月18日(土)14:00-16:00
① 対面 会場:出版クラブビル・会議室(東京都千代田区神田神保町1-32)
② オンライン
*見逃し配信はありません
講師廣石 修さん(元安野光雅美術館副館長)
参加費① 対面 1,320円
② オンライン 990円
*子どもゆめ基金助成活動のため、JBBY会員割引はありません
申込方法Peatix(外部サイト)からお申し込みください
会場に参加される場合の注意事項 会場:出版クラブビル会議室(東京都千代田区神田神保町1-32)
https://shuppan-club.jp/access
● 13:30 受付
● 発熱・咳等の症状のある方はご参加をお断りする場合があります。
● 会場での水分補給以外の飲食、大声での会話はご遠慮ください。
● 対面でお申し込みいただいた方も、当日体調のすぐれない場合は、オンラインで視聴することができます(ただし参加費の差額は返金できません)。
オンラインで視聴される場合の注意事項● 当日は、インターネット環境の安定した場所で、ご自身のパソコン、スマートフォン、タブレットよりご参加ください。
● 配信は、Zoomミーティングを使用します。下記URLより、パソコン、スマホ等でアプリを入手してください。https://zoom.us/download
● Zoomの設定については、ZoomのFAQページなどをご参照ください。Zoomがご利用になれるかどうが事前にテストも可能です。➡Zoom公式サイトミーティングテストに参加
● すでにZoomのアプリをご利用の方も最新版にアップデートしておくことをお勧めします(月に数回アップデートされます)。
● ご視聴には、Peatixへのログインが必要です。登録したメールアドレスとパスワードを忘れないようお書き留めください。
● 当日は、Peatixにログインのうえ、マイチケットのなかの当該イベント「イベントに参加」ボタンからご視聴ください。

● 開催24時間前にPeatixから配信されるリマインドメール内にも「イベント視聴ページに移動」ボタンがあります。
● 携帯電話でご登録の方は、「@peatix.com」「@jbby.org」からのメールが受信できるよう設定してください。
● 取得したリンクなどを第三者と共有したり、転用したりしないようご留意願います。
● 参加者の録音・録画・撮影は禁止です。
協力安野光雅美術館

講師紹介

廣石 修

 島根県津和野町生まれ。元・安野光雅美術館副館長。現・森鷗外記念館研究員。津和野町役場教育委員会の職員として、森鷗外記念館、桑原史成写真美術館、安野光雅美術館の建設に関わり、美術館建設計画の段階から安野さんと親交を深め、同館開館後、副館長として、研究とともに、作品保護のため、自ら、デジタル技術を研究し、安野作品のアーカイブスを進めてきた。現在、安野光雅書誌・著述総目録の編纂、森鴎外初版本の総目録の編纂に取り組んでいる。

    

『旅の絵本』の第1作「中部ヨーロッパ編」表紙絵

「春が来た」『歌の絵本(1)―日本の唱歌より』表紙絵

『カナリア王子』表紙絵

■ JBBY 50周年連続講座:日本の国際アンデルセン賞作家たち スケジュール

日程タイトル講師
5/ 18(土)■安野光雅
「時代の寵児 安野光雅の世界」
廣石 修(元安野光雅美術館副館長)
6/8(土)■まど・みちお
「まどさん、まどしてる」
市河紀子(フリーランス編集者)
7/21(日)■赤羽末吉
「絵本画家 赤羽末吉の誕生とその頃」
赤羽茂乃(赤羽末吉研究者)/荒川薫(元福音館書店編集者)
9/14(土)■上橋菜穂子
「世界のしらべ 物語の灯り」
上橋菜穂子(作家)
10/5(土)■角野栄子
「物語は水平線をこえて」
角野栄子(作家)