風がはこんだ物語(読みもの・原作イギリス)
『風が はこんだ 物語』
戦火をのがれて小舟に乗り込んだ少年ラミの道連れは、幼いふたりの子どもを抱いた夫婦、白い犬をつれた老人、大人になりかけの若者ふたり。長い夜をやりすごすため、ラミがバイオリンをひきながら語りだしたのは、若い羊飼いのスーホと誇り高き白い馬の物語だった。大きな不安に包まれる難民たちは、それを聞きながら少しずつ自分のことを語り始める。物語の持つ力が絶望した人々の心を開き、ささやかな希望の光をともす様子を淡々とした語り口で描く。夜空に浮かぶ白い馬の姿が印象的。(福本)
出版社 | あすなろ書房 |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | |
ページ数 | 80頁 |
サイズ | 22×17 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 戦争 難民 物語 バイオリン |
- 2018
- 80 pages
- 22×17
- Ages 10 +