イアンは青色の男の子(韓国・絵本)
Paran Ai Ian
カテゴリー: IBBYバリアフリー図書、絵本/picture books
2019_理解を深める本
『イアンは 青色の男の子』
顔が青い男の子イアンのお話。両親は、人にはみんなそれぞれの色があり、特別な人の色は、みんなにも見えるのだとイアンに教えます。そのため、イアンは自分の色を大事な個性だと誇りに思っていました。しかし、次第にその誇りは歪んだ所有欲へと変わっていき、ついには青いものはすべて自分だけのものだと言い出します。友だちはだんだんイアンから離れていきます。イアンが態度を変えてほかの色を受け入れ始めたのは、赤い髪と頰をした少女ロングと出会ってからでした。イアンとロングはわくわくするような色の探検遊びをし、クラスメイトも加わって、やがて多くの色がまじり合うすばらしさに気づくのです。
色はそれぞれの個性を効果的に表していて、互いの違いを受け入れていく状況をわかりやすく伝えます。イアンがロングに出会うまでは、青色以外はモノクロの線画だけでしたが、ふたりの友情が育まれていくにつれ、いろいろな色が組み合わさってページを豊かに彩っていきます。
出版社 | Sigong Junior |
---|---|
初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-89-527-8593-0 |
ページ数 | 48頁 |
サイズ | |
対象年齢 | |
キーワード |
Paran Ai Ian
- 2017
- 48 pages
- ISBN 978-89-527-8593-0