プオーーンはエリのこえ(エストニア・絵本)
Trööömmmpffff ehk Eli hääl
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
2018_イラストレーション作品(エストニア語)
『プオーーンはエリのこえ』
鳥のエリは砂浜に住んでいた。エリには声がない。葉擦れの音、波の砕ける音、雨がぽつぽつ落ちる音を聞くと、悲しくなる。ある朝、トランぺットをみつけたエリは、吹いて音が出ると有頂天になる。でも、それはシームの物だった。トランペットなしではシームはシームでなくなってしまうという。エリはどうしたらいいのだろう? 文章と絵が一体となったこの作品は、空想と遊び心に満ちている。画家特有の世界がモノクロの絵で強調されるが、それでも読者に想像の余地を残している。
画家について 1971年、タリン生まれ。エストニアの芸術アカデミーで美術と版画を学ぶ。10年ほどイラストレーターの仕事をした後、自分で文章も書き始める。創意に富み、展開の速い物語は、躍動感のある絵によく馴染んでいる。「プリンセス・ルルとほねほねさん」(2008)はエストニア文化基金の児童文学賞に輝く。「バードさんのはなし」(2009)と『みっつのねがい』(まえざわあきえ 訳/福音館書店/2012)はそれぞれ2010年、2013年のホワイト・レイブンズに選ばれた。
出版社 | Tänapäev |
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初版年 | 2016年 |
ISBN | 978-9949-85-053-2 |
ページ数 | 36頁 |
サイズ | 23×18 |
対象年齢 | 5歳から |
キーワード | アイデンティティ 本質 |
Trööömmmpffff ehk Eli hääl
- 2016
- 36 pages
- 23×18
- ISBN 978-9949-85-053-2
- Ages 5 +