優しい大地(英国・読みもの)
Tender Earth
2018_文学作品(英語)
『優しい大地』
レヴェンソン一家の物語シリーズ第3巻。一家の末っ子ライラが、社会の多様性を知り始め、政治的な意識に目ざめて成長していく物語。舞台となる現代のロンドンは、家族のあり方、経済状況、皆が平等な機会に恵まれているか否か等の問題を抱えながら、実に多くの民族が共に生きている街だ。登場する子どもたちは、前向きで思いやりがあり、お互いに助け合って差別を乗り越えようとしている。作者は、若者たちが、理想とする社会を作るための熱意にあふれていると信じており、その思いを、主人公ライラの声として描いている。アムネスティ・インターナショナル英国は、平等、友情、団結することの大切さに光を当てている点を高く評価した。
作家について 1966年、イングランド中部ダービー生まれ。長編、短編、戯曲を執筆。イギリス社会の多様性を描くことに熱心に取り組んでいる。2017年に、英国図書館情報専門家協会アムネスティ賞の審査員を務める。2011年に本シリーズ1作目の「アーティチョークのつぼみ」を発表。3作目の本書は、2018年のカーネギー賞にノミネートされた。
出版社 | Macmillan |
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初版年 | 2017年 |
ISBN | 978-1-5098-1250-9 |
ページ数 | 412頁 |
サイズ | 20×13 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 家族 友情 行動主義 多様性 |
Tender Earth
- 2017
- 412 pages
- 20×13
- ISBN 978-1-5098-1250-9
- Ages 9 +