おはなし出てこい（ノルウェー・絵本）

2017_特別な配慮がある本

『おはなし出てこい――視線で合図！』

さまざまな意思伝達絵本（補助代替コミュニケーション）　話すことも手を動かすこともできないけれど、視線を使ってのコミュニケーションならできる、そんな障害の重い子どもたちのために、この絵本は制作されました。リズム遊びや歌、お話などを子どもといっしょになって楽しめます。本は厚くてしっかりとした材質でできていて、子どもと読み手の間に本を置くと、中央に開けられた穴から相手の表情が見えるようになっています。動物や人形、風船などが描かれたページを子どもの側に置くと、子どもがイラストを視線で指し示すことによって、どのお話を読んで欲しいのかを、読み手に伝えることができます。イラストは見やすくてわかりやすく、ペットやおもちゃなど、子どもが親しみを持てるものばかりです。付録に、「はい」「いいえ」「わかりません」と、答えを視線で選べるボードが付いていて、ほかの質問やコミュニケーションにも応用することができます。