今日はカツカレー(韓国・絵本)
Oneul-eun dongaseu kalelaiseu
カテゴリー: IBBYバリアフリー図書、絵本/picture books
IBBYバリアフリー図書2023_障害が描かれた本
『今日はカツカレー』
少年ジヌは、教室の中でちっともじっとしていられません。サルや恐竜や怪獣が次々に襲いかかってくるのです。透明人間が隣の席の子の絵をめちゃくちゃにしようとするのです。ところが先生やクラスのみんなに見えるのは、ジヌが問題を起こして授業の邪魔をしていることだけ。誰もジヌのことをわかってくれません。ジヌはいつも一生懸命に行動しているだけなのに。幸いなことに、ジヌはADHD(注意欠如・多動症)に詳しいお医者さんに出会います。そこでジヌは初めて自分をわかってもらえたと感じるのです。きみは悪い子ではないよ、ちょっと違うだけだよと。
ADHD の子どもたちの状況をどう想像すればいいのか、彼ら自身にも理解できない身体や心の中で起こっていることをどう説明すればいいのか。白黒で描かれた教室で飛びはねている、やんちゃな青い生き物たちのイラストは、過剰に活動的になるこの障害の特徴をよく表しています。ADHD の子どもたちの考え方や行動について、教室や家庭で話し合うきっかけを与えてくれる絵本です。
出版社 | Hanulim Publishing Co., Ltd. |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-89-93143-94-2 |
ページ数 | 40頁 |
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対象年齢 | |
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Oneul-eun dongaseu kalelaiseu
- Oh, Seungmin
- Hanulim Publishing Co., Ltd.
- 2021
- 40 pages
- ISBN 978-89-93143-94-2