むかしむかし、違いがあった:考古学者たちが障害を語る(フランス・絵本)
Il était une fois la différence : les archéologues racontent le handicap
IBBYバリアフリー図書2023_障害が描かれた本
『むかしむかし、違いがあった:考古学者たちが障害を語る』
ネアンデルタール人の医療はどのようなものだったのでしょうか? ツタンカーメン王は内反足(足が内側に曲がっている障害)でしたが、座ったまま正確に弓を射ることができたことを知っていますか? この驚くべき本には、フランス国立考古学研究所の詳細な調査をもとに、さまざまな時代と場所での身体障害や発達障害について、あまり知られていない事実と発見が記されています。各章は、敬意と誠意に満ちた語り口で簡潔にまとめられており、歴史上の有名な人物たちだけでなく庶民の生活も描かれていて、読者の興味をそそります。
古代ローマの剣闘士の頃から現在のパラリンピックまで、時代とともに障害の捉え方も進化して、障害を欠陥ではなく違いとして理解するようになってきたことも学べます。見開きの片ページが文章で、もう片方は洗練された色彩のくっきりした絵という構成で、巻末には簡単な用語集が付いています。
出版社 | Actes Sud junior and Inrap (Institut national de recherches archéologiques préventives) |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-2-330-14045-8 |
ページ数 | 72頁 |
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Il était une fois la différence : les archéologues racontent le handicap
- Delattre, Valérie| Bergier, Vincent
- Actes Sud junior and Inrap (Institut national de recherches archéologiques préventives)
- 2020
- 72 pages
- ISBN 978-2-330-14045-8