ふゆのコートをつくりに（絵本）

『ふゆのコートをつくりに』

急に雪が降りだした朝、ウサギのさきちゃんは、お母さんの赤いコートを自分用に作り直してもらいに行く。仕立て屋のキツネのミコさんは、さきちゃんから、冬にどんな遊びをするか、お母さんのコートのどこが好きかなどを尋ねながら、デザインを決めていく。いろいろな色や形のボタン、きれいな柄の裏地、整理された仕立て屋さんの室内など、細かく描かれた絵とともに、手仕事により生まれ変わるものへの愛着がふくらんでいく。『はるのワンピースをつくりに』『あきのセーターをつくりに』に続くシリーズ３作目。（奥山）