たびに でよう（絵本）

『たびに でよう』

とんがり帽子の少年がイヌといっしょに旅に出る。途中でリンゴをもぎ取って食べると耳がだんだん大きくなる。イチゴを食べると鼻がイチゴ色になり、伸びてトリたちがとまる。池のサカナが口の中に飛び込み魚に変身。シロップを飲んでノミになったり、畑のダイコンをかじって巨大化したり、キノコを食べて怪物に変身したり。最後は、キノコを食べて巨大化したイヌが、たき火を囲んで少年といっしょに踊り狂う怪物たちを駆逐する。無事帰宅するまで文字はない。奇想天外な旅がサイレント・アニメのように楽しい。（野上）