カイト（絵本）

『カイト』

「きょうこそ　ぜったい、カイトを　たかくたかく　あげるんだ！」と、ハルは白いたこの「カイト」を抱えて外に飛び出した。ところが強い風が吹き、カイトは空高くさらわれてしまう。早くハルのところに帰りたいカイト。カササギの親子に助けられ、海の上を飛ぶ。キツネたちの布団にされたり、飛ぶのが怖いツバメの子を背中に乗せたりもする。そしてようやくハルの家に戻ってきた！　空高く飛ぶたこを主人公に、大空からの風景がダイナミックに描かれる。まるでいっしょに空を飛んでいるような気持ちになる。（汐﨑）