はるかな国の兄弟(オランダ・読みもの・フリジア語)
De bruorren Liuwehert
IBBYオナーリスト2022_翻訳作品(スウェーデン語からフリジア語)
『はるかな国の兄弟』
兄弟の美しい物語。病気で死を目前にしている弟カールに、兄ヨナタンは、死はこわくない、死後は、たき火とお話の時代の国ナンギヤラで再会できるのだと語る。しかし火事で、ヨナタンが先にそこへ行ってしまう。その後、ナンギヤラに行った弟は、兄からおそろしい話を聞く。暴君テンギルが、竜カトラを使って平和な野バラ谷を支配していたのだ。ライオンの心をもつ勇敢な兄弟は、野バラ谷とサクラ谷の人々と共に戦い、ナンギヤラを解き放つ。スウェーデンの作家リンドグレーンの代表作のひとつ。
●翻訳家について/オランダとノルウェーの大学で、スカンジナビア言語と文化を学び、翻訳や、北極圏・南極圏、フリジア語などをテーマに研究を行う。フリジア語は母語、ノルウェー語は「第二の故郷」の言語なのだ。オランダ語、スカンジナビアの言語からフリジア語への翻訳を手がけ、また「アルマ・フレングと太陽をつかまえる者たち」(イーダ・トゥフテ・ミケルセン)やノンフィクションなどをノルウェー語からオランダ語に翻訳するほか、スウェーデン語からの翻訳も行っている。
出版社 | Utjouwerij Regaad |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-90-821970-9-9 |
ページ数 | 198頁 |
サイズ | 22x19 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 兄弟、病気、死、暴君、解放 |
De bruorren Liuwehert
- Trans. Zijlstra, Rymke | Orig. Astrid Lindgren
- 2019
- 198 pages
- 22x19
- ISBN 978-90-821970-9-9
- Ages 10 +