ノーと私(ラトビア・読みもの・ラトビア語)
No un es
IBBYオナーリスト2022_翻訳作品(フランス語からラトビア語)
『ノーと私』
世界的に注目を浴びた本作は、短く簡潔だが、読後に鮮烈な印象を残す。少女ルーと、18 歳のホームレスの少女ノーを巡る物語。ルーは天才肌で博識、探求心に富むが内向的だ。ルーが経済のプロジェクトでノーを題材にしたことがきっかけで、ノーはルーの家に迎え入れられた。下の娘を失い長年心を患っていたルーの母に、ノーは癒しをもたらした。だが同時に不穏の種ともなり、家族はルーを新たな人生に送り出すことができるか不安になる。現代社会の困難な問題と深刻な疑問を浮き彫りにする、すべての年齢層に向けた力強く示唆に富む作品。
●翻訳家について/ 1960 年生まれ。ラトビア大学でフランス語学とフランス文学を学び、翻訳および通訳のポストグラデュエート・ディプロマを取得。出版社での編集を経た後、2003 年にリガのフランス大使館で文化部門を担当する。2007 年から欧州会計検査院のラトビア翻訳部門長を務める。1989 年からフリーランスで文芸翻訳に携わる。翻訳作品にエディ・カドゥールの「ヴァルテンブルク」、オリヴィエ・ブルドーの「ボージャングルをまちながら」などがある。
出版社 | Janis Roze Publishers |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-9984-23-853-1 |
ページ数 | 206頁 |
サイズ | 20x13 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 部外者、悲しみ、うつ病 |
No un es
- Trans. Šmite, Inta | Orig. Delphine de Vigan
- 2021
- 206 pages
- 20x13
- ISBN 978-9984-23-853-1
- Ages 12 +