さみしい毎日(フィンランド・絵本・フィンランド語)
Elämäni pohjalla. Yksinäisen aksolotlin tarina
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_翻訳作品(スウェーデン語からフィンランド語)
『さみしい毎日 ひとりぼっちのアホロートルの物語』
アホロートル(ウーパールーパー)は、幼生形のまま一生を終える小さな両生類。成体となることなく死ぬまで水中で生活する。この物語は「おそらく世界で最後の自由なアホロートル」を描くユニークな作品だ。主人公のアホロートルは孤独に慣れ、激しさを増す水質汚染に順応しようとする。彼がすむ湖は数多の工場によって汚染され、捨てられるごみの量も増していくばかりなのだ。精巧なイラストレーションは、抑えたトーンで愁いを感じさせるが、機知とユーモアに富むさまざまな物語が描きこまれている。話の最後には思ってもいなかった幸せがアホロートルに訪れる。翻訳には、簡潔明瞭な原文の文体がきちんと反映されている。
●翻訳家について/ 1981 年生まれ。出版業に15 年携わり、現在は出版エージェントとしてフィンランドを代表する出版社オタヴァに勤める。スウェーデン語からの翻訳作品にアニカ・サンデリン「キヌザルの笑い」、ミンナ・リンデベリ「アサーリアにつもる雪」がある。
出版社 | Teos |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-952-363-089-5 |
ページ数 | 44頁 |
サイズ | 20x26 |
対象年齢 | 5歳から |
キーワード | アホロートル、汚染、海、孤独 |
Elämäni pohjalla. Yksinäisen aksolotlin tarina
- Trans. Halmesarka, Maarit | Orig. Linda Bondestam
- 2020
- 44 pages
- 20x26
- ISBN 978-952-363-089-5
- Ages 5 +