とうめいになったわたし(イギリス・絵本・英語)
The Invisible
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品
『とうめいになったわたし』
イザベルの家族は貧しいが、なかよく暮らしていた。ところが家賃が払えず、別の地区の高層アパートに引っ越すことになる。すると、イザベルの暮らしに少しだけあった色が消えてしまい、誰にも見えない透明人間になってしまう。でもイザベルにはほかの人が見えた。ホームレスや移民やお年寄りの人たちが。その人たちをほんの少し手伝ううちに、色が生まれ、地域のつながりが生まれた。本書は貧困の苦労と、少しのやさしさがどれだけ大きな力になるかを描いた、心を動かされる絵本だ。透明人間を表す弱い灰色が、元気な明るい色へと変わっていく。
●画家について/少年期にイングランドのシュロップシャー辺境でテレビや水道のない生活を送り、創作や絵に興味をもった。都会生活を経て、今はグロスターのロッドバラの田舎で暮らす。『ぼくのつばさ』(邦訳:ひさやまたいち訳、評論社、2017)、「ルビーのしんぱい」(2018)、「海が見ていた」(2019)など読者に愛される絵本を多数出版。YA 作品も手がける。またBBC の子ども向け啓発アニメーション「グッドバイ、レインクラウド」を制作。
出版社 | Simon & Schuster |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-1-4711-9130-5 |
ページ数 | 32頁 |
サイズ | 24x28 |
対象年齢 | 3歳から |
キーワード | 貧困、部外者、回復力、社会的接触 |
The Invisible
- Percival, Tom
- Simon & Schuster
- 2021
- 32 pages
- 24x28
- ISBN 978-1-4711-9130-5
- Ages 3 +