詩人とかおり(ラトビア・絵本・ラトビア語)
Dzejnieks un smarža
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品
『詩人とかおり』
ある雨の日、若い詩人の鼻に、青い雲が入ってきた。すると詩を書くのをやめられなくなった。夏の雨のあとの町のにおいは? 母親のガウンはコーヒーとあまいもののにおい? 町にたちこめる、さまざまなにおいはなに? 本書は嗅覚のすばらしさや、においと感情の強い結びつきを描く。イラストレーションは、感情のこもった線とパステルカラーで塗られた部分とがからみあう。筆致は軽やか、のびやかで、生き生きとし、登場する者たちを優しく描く。インクと水彩絵具で手描きした後、デジタルで色を加えている。
●画家について/ 1993 年生まれのイラストレーター、詩人。2017 年、ラトビア芸術アカデミー絵画科卒業。コミック誌「クシュ!」に短いコミックがいくつか掲載され、2018 年には熱心なキノコ採りを描く長めのコミック「ミミズ、雲、なにもかも」を出版。2019 年にはじめて出版した児童書が本書で、国内の金のリンゴの木賞と、国際的なバルトヴィルクス賞を受賞した。2020 年に初の詩集「女の子」を出版。最新作「給水塔」(2021)はYA作品で、短い物語と詩に絵とコミックが添えてある。
出版社 | Aminor |
---|---|
初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-9934-8844-0-5 |
ページ数 | 33頁 |
サイズ | 20x28 |
対象年齢 | 4歳から |
キーワード | におい、ひらめき、気持ち |
Dzejnieks un smarža
- Vītiņa, Lote Vilma
- Aminor
- 2019
- 33 pages
- 20x28
- ISBN 978-9934-8844-0-5
- Ages 4 +