灰色の巨人たち(オーストリア・絵本・ドイツ語)
Die grauen Riesen
カテゴリー: IBBY オナーリスト、絵本/picture books
IBBYオナーリスト2022_イラストレーション作品
『灰色の巨人たち』
11 月、嵐が吹き荒れる朝、エマは母親に連れられ、ゾッとするような建物にやってくる。そこは灰色の巨人たちが管理する「小学校」だった。学校に通いはじめたエマは、算数の授業で問題が解けず悩んでいるときに、とくに濃い灰色の巨人から「だんご鼻」と呼ばれる。エマはショックを受け、このときから自分の顔には鼻ではなく「だんご」がついているように見えはじめる。両親は元気のないエマを気遣うが、エマは鼻に関する悩みを相談できない。次の日、エマは友人にはげまされ、ジャガイモで「だんご鼻」を作って教室に入る。「灰色の巨人」はエマの気持ちを理解して謝罪する。言葉のもつ力や学校のシステムについての問題が、やわらかなパステル調で、子どもの視点から見上げるような世界観で表現されている。
●画家について/ 1987 年生まれ。ウィーン出身のフリーの画家、作家。ウィーンで演劇、映画を、ドイツのベルリンで美術史を学ぶ。「パウレットとミノ―シュ」などの絵本や、グラフィック・ノベル「世界の果てで人々は腰かけ、笑う」を発表している。
出版社 | Luftschacht |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-3-903081-48-2 |
ページ数 | 36頁 |
サイズ | 26x21 |
対象年齢 | 6歳から |
キーワード | 学校、イメージ |
Die grauen Riesen
- Schöbitz, Raffaela
- Luftschacht
- 2020
- 36 pages
- 26x21
- ISBN 978-3-903081-48-2
- Ages 6 +