わたしの赤(ネパール・読みもの・ネパール語)
Mero rāto
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『わたしの赤』
ネパールのしきたりに従い、主人公の少女は、月経がはじまると学校を休み、おばの家の暗い部屋で孤立した生活を送らされる。兄弟や父をはじめ、男性と会うことは許されず、植物にさえ触れてはいけない。行事やお祭り、集まりにも参加できない。7 日後、家族が迎えに来て、新しい服や果物、靴を渡された。だが帰宅後、少女はこの保守的なしきたりに対して大胆な行動を取ろうと決意する。本作は、世界各国で少女が毎月月経時に経験する痛みや拒絶、差別を描き、文化的タブーに対して異を唱える勇気を読者に与えてくれる。
●作者ついて/児童文学作家、活動家。140 冊以上の児童書を執筆し、児童書、雑誌、ニュースレターやジャーナルの編集にも携わる。また、たくみなストーリーテラーとしても知られる。図書館の設立や文学・教育の振興にも尽力し、ネパールに文字のない絵本や点字の本を広めた。国際的な賞を受賞した短編映画「ジュヌの靴」の原作者。2004 年にネパール最優秀児童作家賞を受賞したのをはじめ、国内の数々の賞を受賞している。
出版社 | Khoji Publication Griha |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-9937-696-85-2 |
ページ数 | 24頁 |
サイズ | 24x18 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 月経、 差別、 解放 |
Mero rāto
- Text: Shrestha, Yashu | Ill. Dhruva Prajapati
- Khoji Publication Griha
- 2020
- 24 pages
- 24x18
- ISBN 978-9937-696-85-2
- Ages 9 +