暗やみで見える少年(ラトビア・読みもの・ラトビア語)
Puika, kurš redzēja tumsā
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『暗やみで見える少年』
ヤコブは、みんなと同じように普通に暮らしたいと思っている。だが、目の不自由な両親をもちながら自分は世界を「見る」ことができるため、あらゆる場面で、みんなとの違いを見せつけられる。自分自身と両親を守ることを人生の目的として成長していくヤコブ。その過程で、視覚障害者を取り巻く社会の矛盾を知る。作中、ヤコブは言う。「両親の目が見えないことをどう知ったかは覚えていない。そんなの、たいしたことじゃないからさ。大切なことは、ふたりのおかげで特別になれたってこと。暗やみのなかでも見えるんだから」。
●作家について/ 1988 年生まれ。ラトビアの劇作家、脚本家、作家。ラトビア文化アカデミーで、演劇、映画、テレビドラマの脚本を学び、2011 年に学士号を取得。2013年には、文化経営学と文芸創作で修士号を取得した。映画、テレビ、ラジオ、コンサートなど、幅広い分野で活躍。また、リエパヤ大学や国内外のワークショップで演劇を教える。本作は、国際ヤニス・バルトヴィルクス賞をはじめ、さまざまな賞を受賞した。
出版社 | Latvijas Mediji |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-9934-15-692-2 |
ページ数 | 173頁 |
サイズ | 20x13 |
対象年齢 | 10歳から |
キーワード | 両親、 視覚障害、 家族 |
Puika, kurš redzēja tumsā
- Text: Bugavičute-Pēce, Rasa | Ill. Zane Veldre
- Latvijas Mediji
- 2019
- 173 pages
- 20x13
- ISBN 978-9934-15-692-2
- Ages 10 +