暗い空に光を(ギリシャ・読みもの・ギリシャ語)
Fos se mavro ourano
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『暗い空に光を』
数学が得意な16 歳のディノは、いつもフードを目深にかぶっている。見るのも見られるのも嫌いなのだ。ディノの人生は、決して楽ではなかった。いつも腹を空かせながら、鞭打たれた犬のように逃げまわる。もう家庭に安らぎはなく、外の世界も恐ろしい。それでも、ディノは世界と向き合い、夢を見つける。その夢を追いかけ、不確かな道を歩いていくうちに、自分と同じような境遇の人々と出会う。そして、生き延びるためだけでなく、新たな人生を切り開くために力を合わせる。激変する厳しい世界で、憎しみと闘い、夢を信じ、愛を育む大切さを訴えた作品。
●作家について/ギリシャ西部アンゲロカストロ生まれ、アテネ在住。政治学を学び、理路整然とした文体で知られる。これまでに、児童書・YA 作品を21 作、大人向けの小説を8冊、短編小説と絵本をそれぞれ1作ずつ発表している。2010 年、「望んだ生き方」で、ギリシャ国立図書センター読者賞を受賞。また、「スローガン」(2009)で、「ディアヴァーゾ」誌から児童文学年長読者部門賞を授与された。
出版社 | Kastantiotos Publishers |
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初版年 | 2020年 |
ISBN | 978-960-03-6706-5 |
ページ数 | 146頁 |
サイズ | 21x14 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 暴力、 貧困、 人種差別、 成長 |
Fos se mavro ourano
- Priovolou, Eleni
- Kastantiotos Publishers
- 2020
- 146 pages
- 21x14
- ISBN 978-960-03-6706-5
- Ages 12 +