こまったペルトくん(エストニア・読みもの・エストニア語)
Pärt plindris
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『こまったペルトくん』
ペルトくんは、両親、きょうだいと小さな町で暮らしている賢い男の子。平和な毎日を送っているが、ときどき予期せぬことが起きると、ペルトくんはとても困ってしまう。たとえば、近所に住む女の子にバク転のできないことをからかわれたとき、お父さんが買いわすれたものを取りに行く間レジにひとりで並んでいるとき、あるいは、他人の庭に実っているおいしそうなプラムを見つけたときなどだ。ペルトくんは、どんなときも最善を尽くそうとするが、しばしば意図せぬ結果を招いてしまう。
●作家について/作家、フランス語翻訳家。タルトゥ大学で記号学を学ぶ。訳書30 作以上。子ども向けの著書は10 作あり、いずれも好評を得る。デビュー作「わたしたちのやりかた」(2014)は、発表直後から高い評価を受け、同年「ホワイト・レイブンズ」に選ばれたほか、国内の数々の賞を受賞した。子どもと同じ目線に立ち、何気ない日常に特別なものを見出す作家。しばしば現実から飛躍する作品は、流れるように展開し、ウィットに富み、丁寧にことばが選ばれ使われている。
出版社 | Päike ja pilv |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | 978-9916-9512-0-0 |
ページ数 | 94頁 |
サイズ | 22x17 |
対象年齢 | 7歳から |
キーワード | 日常生活、 不安 |
Pärt plindris
- Text:Saar, Anti | Ill. Anna Ring
- Päike ja pilv
- 2021
- 94 pages
- 22x17
- ISBN 978-9916-9512-0-0
- Ages 7 +