ティタとバブチャ(エジプト・読みもの・アラビア語)
Tet awa babetcha
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『ティタとバブチャ』
「ティタ」はエジプト口語とシリア口語で、「バブチャ」はポーランド語で「おばあちゃん」の意味。主人公の少女ファラフは、自身のルーツについて問いかけ、エジプト人の曾祖母、ポーランド人の母方祖母、シリア人の父方祖母の3人がこれを助ける。この本は5 つのメニューがあり、最初はファラフの紹介、その後、彼女と祖母たちの問答でそれぞれの国の料理レシピが語られ、最後はファラフが現在住んでいるフランスのデザートのレシピでしめられる。時をさかのぼり、過去と未来について考えさせられる一冊。
●作家について/児童文学作家、翻訳家。アラブ世界の読書促進と創造的学習を主導する団体ハデバヒの共同創設者。アニメ映画の制作を夢見ていたが、埃米関係の経済学と国際学を修め、教育・女性権限付与・児童保護の分野の開発プロジェクトを管理する国際機関や協会で長年働いた。近年の主な活動は子ども向けの仕事と執筆で、「3-6 歳向けの質問と回答」という 13 冊のシリーズをフランス語から翻訳した。本書が初の著書。
出版社 | Dar al-Balsam |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-977-6171-51-0 |
ページ数 | 79頁 |
サイズ | 20x22 |
対象年齢 | 8歳から |
キーワード | 食べもの、伝統、文化的アイデンティティー、異文化間 |
Tet awa babetcha
- Text:Beshara, Miranda | Ill. Heba Khalifa
- Dar al-Balsam
- 2019
- 79 pages
- 20x22
- ISBN 978-977-6171-51-0
- Ages 8 +