ハトさえもなげく(アルバニア・読みもの・アルバニア語)
Edhe pëllumbat qajnë
IBBYオナーリスト2022_文学作品
『ハトさえもなげく』
ともに11 歳の少女エモナと少年リンディは、それぞれブルーヘア川をはさんだ対岸に住んでいる。ふたりは、両岸を結ぶ「ハト橋」を渡って飼いバトと遊んだり、橋から池に飛び込んだりして過ごしていた。ところがある夏、弾丸が飛んできて橋は炎上、ハトは飛び去り、エモナとリンディは会えなくなってしまう。ふたりの家族の間に憎悪が生まれ、日に日にその憎しみの感情が高まっていく。リンディは、エモナのおじに殺されるのではないかという恐怖で、裏庭から出ることも学校へ通うこともできない。お互いに会いたくてたまらないふたりは、ハトを使って手紙のやり取りをはじめるが、リンディはそれだけでは満足できず、寂しさのあまり心を病んでいく。
●作家について/ 1961 年、アルバニア北部クロス生まれ。2017 年、ドゥラスの大学で教育学修士課程を修了。児童書から大人向けの散文や詩集まで幅広く執筆し、「黒い城の秘密」でスカンダー・ハスコ賞を、「ディレクターウルフ」でペンダ・ブディ賞を受賞。国内の賞にも、何度もノミネートされている。現在、ティラーナで暮らし、小学校の教員を務める。
出版社 | Emathia Publishing |
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初版年 | 2019年 |
ISBN | 978-9928-4342-8-9 |
ページ数 | 185頁 |
サイズ | 20x13 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 友情、 禁止、憎悪、トラウマ |
Edhe pëllumbat qajnë
- Gjestila, Fatmir
- Emathia Publishing
- 2019
- 185 pages
- 20x13
- ISBN 978-9928-4342-8-9
- Ages 12 +