海を見た日(読みもの・原作アメリカ)
『海を見た日』
複雑な事情で里親に引き取られた子どもたちの物語。育児放棄の養母にかわり家事をしながら勉強する13 歳のナヴェイア、妄想の世界に生きるヴィク、アスペルガー症候群のクエンティン、英語が話せない幼いマーラの4 人は、同じ家に暮らしながら心はバラバラだった。ところがある日クエンティンの母親探しに向かう途中で、偶然一緒に観覧車に乗り、初めて海を見るという感動を共有して何かが変わり始める。年長の3 人が交互に語る形で状況が立体的にわかり、里親制度の現実も伝わる。互いに相手を気遣うようになり、笑顔を見せる結末にほっとする。(福本)
出版社 | 鈴木出版 |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | |
ページ数 | 288頁 |
サイズ | 20×14 |
対象年齢 | 12歳から |
キーワード | 里親、里子、家族、障害 |
- 2021
- 288 pages
- 20×14
- Ages 12 +