火の鳥ときつねのリシカ(読みもの・原作チェコ)
 
		『火の鳥ときつねのリシカ―チェコの昔話』
チェコの国民的作家エルベンと女性作家ニェムツォヴァ―が、19 世紀に収集したチェコとスロバキアの昔話22 編に、ほか2編を加えた昔話集。表題作は、王さまの末息子が、きつねのリシカの魔法の力を借りて困難を乗り越える不思議な話。ほかに、プラハの街に出没する水の精ヴォドニークの不気味な話や、拾ってきた切り株の赤ん坊が次々に人を食う怖い話など、一話ごとに違った雰囲気があっておもしろい。グリムやロシアの昔話に似た話もあるが、細部が異なりまた別の味わいがある。プラハ在住の日本人画家の挿し絵が美しい。(福本)
| 出版社 | 岩波書店 | 
|---|---|
| 初版年 | 2021年 | 
| ISBN | |
| ページ数 | 352頁 | 
| サイズ | 18×12 | 
| 対象年齢 | 8歳から | 
| キーワード | 昔話、魔法、チェコ、スロバキア | 
- 2021
- 352 pages
- 18×12
- Ages 8 +
