ぼくは川のように話す(絵本・原作アメリカ)
カテゴリー: おすすめ!世界の子どもの本、絵本/picture books
『ぼくは川のように話す』
言葉がうまく出ずに学校で笑われた吃音の少年を、父親が川へ連れていってくれる。父親は自然の中で少年の肩を抱き寄せて言う。「ほら、川の水を見てみろ。あれが、おまえの話し方だ」。見ると、川は泡立って、渦を巻いて、波をうち、砕けている。川だってまっすぐ流れず「どもっている」とわかったとき、少年は明日へ向かう気持ちになれる。スコットが自身の少年の日の体験を詩に書き、スミスは光と陰を使った変化に富む絵をつけて、少年の心の葛藤が父親の一言をきっかけにほぐれていく様子を見事に表現している。(さくま)
出版社 | 偕成社 |
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初版年 | 2021年 |
ISBN | |
ページ数 | 44頁 |
サイズ | 26×24 |
対象年齢 | 6歳から |
キーワード | 言葉、吃音、川 |
- 2021
- 44 pages
- 26×24
- Ages 6 +