水の重さ(スロベニア・読みもの・スロベニア語)
Zavetje vode
IBBYオナーリスト2020_翻訳作品(英語からスロベニア語)
『水の重さ』
まもなく13歳になる少女カシエンカが、母国ポーランドからイギリスへ移住してきた経験を一人称で生き生きと語る自由詩。主人公は、この成長物語のなかでさまざまな役割を背負っている。家庭を捨てた父親を探しつづける母親をもつ娘、孤独なよそ者、いじめの被害者、恋するティーンエイジャー、熱心な水泳選手、誠実な友人、そして責任感のあるしっかり者。終盤、カシエンカは水泳を通して幸福感を深め、自信をもって未来に向き合えるようになる。このスロベニア語訳は、原作の素晴らしい3つの特徴―無駄のない詩的な表現、独創的なイメージ、リアルな設定と登場人物―をすべて忠実に反映している。
*翻訳家について 1979年生まれ。リュブリャナ大学で比較文学とフランス研究の学士号を取得。2005年より英語とフランス語の翻訳にたずさわる。ロアルド・ダール、クリス・リデル、フィリップ・アーダー、ジョン・グリーン、サラ・クロッサン等の作品を翻訳。2012年、レーモン・クノーの『青い花』(邦訳:新島進訳、水声社、2012)の翻訳で、スロベニア文芸翻訳家協会より最優秀若手翻訳家賞を授与された。
出版社 | Mladinska knjiga |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-961-01-5235-4 |
ページ数 | 256頁 |
サイズ | 21×15 |
対象年齢 | 9歳から |
キーワード | 移民、いじめ、水泳、自信、自由詩 |
Zavetje vode
- Trans. Ana Barič Moder | Orig. by Sarah Crossan
- Mladinska knjiga
- 2018
- 256 pages
- 21×15
- ISBN 978-961-01-5235-4
- Ages 9 +