会えたらまた会おう(フィンランド・読みもの・フィンランド語)
Nähdään kun nähdään
IBBYオナーリスト2020_翻訳作品(スウェーデン語からフィンランド語)
『会えたらまた会おう』
『あたしって、しあわせ!』(邦訳:菱木晃子訳、岩波書店、2012)で始まるシリーズの1作。ドゥンネは、親友のエッラ・フリーダが引っ越して以来、寂しい思いをしていたが、学校の遠足で動物園に行くことは楽しみにしていた。ところが当日、動物園でクラスメイトのふたりからいじめられ、みんなとはぐれてしまう。すると、偶然にもエッラ・フリーダとばったり再会。ドゥンネは、規則を破って動物園をこっそり抜け出し、冒険に出る。充実した一日を終え、ドゥンネは、大好きな父親のいる家に帰るが、そこには父親の新しい恋人がいて……。洞察力が光る文章と、表現力豊かなイラストレーションが、幼い少女の繊細な気持ちや心の機微を見事にとらえている。
*翻訳家について 1963年生まれ。1988年、タンペレ大学で翻訳学の学士を取得後、英語とスウェーデン語の作品の翻訳にたずさわる。訳書に、ジュリア・ドナルドソン/アクセル・シェフラーの「盗賊ネズミ」(2011)、「スーパーミミズ」(2012)。2018年には、IBBYフィンランド支部の第1回宝島賞児童青年図書翻訳部門を受賞した。
出版社 | Kustannus-Mäkelä Oy |
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初版年 | 2018年 |
ISBN | 978-952-341-109-8 |
ページ数 | 150頁 |
サイズ | 22×16 |
対象年齢 | 6歳から |
キーワード | 友情、孤独、シングルファザー |
Nähdään kun nähdään
- Trans. Raija Rintamäki | Orig. by Rose Lagercrantz
- Kustannus-Mäkelä Oy
- 2018
- 150 pages
- 22×16
- ISBN 978-952-341-109-8
- Ages 6 +